韓経:サムスン、インドでのテレビ発売を操り上げた理由

  • 2017年5月4日

サムスン電子のモデルが2日(現地時間)、インド・デリーのマリオットホテルで開かれたQLEDテレビ発売イベントで製品を紹介している。(写真=サムスン電子提供)

サムスン電子が2日(現地時間)、インド・デリーでQLEDテレビなど2017年テレビ新製品の発売イベントを開いた。QLEDテレビは先月から韓国と米国、欧州で販売しているサムスン電子の代表的なテレビモデル。

サムスン電子はテレビ新製品の初公開から約3カ月後だったインド市場での発売時期を1カ月後に操り上げた。通常、サムスン電子のようなグローバル企業は新製品を出せば市場の重要度によって発売の時期を調整する。インドは昨年まで中東や中南米よりも遅くテレビが発売される地域だった。しかし今年は順序が変わった。インドテレビ市場が爆発的に成長し、世界テレビ製造企業間に新たな激戦地に浮上しているからだ。

サムスン電子のキム・ヒョンソク映像ディスプレー事業部長(社長)はこの日、「画質だけでなくデザインとスマート機能まで備えたQLEDテレビがインドの消費者を引きつけると確信している」とし「インドは今年、主要戦略市場の一つ」と述べた。

インドには昨年を基準に1億6800万台のテレビが普及した。中国に次いで世界で2番目に多い。市場成長ペースも速い。2008年は市場規模が2410億ルピー(約4240億円)だったが、今年は7390億ルピーと見込まれている。12億6000万人の人口も2022年には中国を超えると予想される。LCD(液晶表示装置)など薄型テレビの普及率が低く、コンテンツに関連する国家規制も中国より少ないため、市場潜在力が大きいと分析される。

サムスン電子は薄型テレビ市場の30%、LGエレクトロニクスは25%のシェアで市場を牽引している。サムスン電子はインド市場に特化したテレビ機能とサービスを提示し、市場シェア1位を守る計画だ。