【時論】使用済み核燃料リサイクルで信頼積み重ねるべき=韓国(2)

  • 2015年4月28日

新たに用意された協力パラダイムのもとで韓米両国は、原子力の平和的利用の増進および世界の核非拡散の確保という共同ビジョンを持って両国の共同利益のために戦略的パートナー関係として一層発展させていかなければならないだろう。このためには次のような課題が残っている。

まず原子力分野、特に核燃料サイクル分野の両国間の信頼をより一層増進させなければならない。今回の協定改正で両国間の信頼がある程度深くなったといえるが、まだ使用済み核燃料リサイクルに対する完全な同意が確保されていない。まず韓国は、国際的に国家核非拡散の信頼性をより一層強化していくべきであり、今回の協定改正で設立される両国間の高官級委員会が両国の信頼増進に中枢的な役割を果たすようにすべきだろう。また2011年から10年間遂行する韓米核燃料サイクル共同研究は技術的な面で両国間の信頼を増進できる重要なきっかけであるから、良い成果を上げるよう最善を尽くさなければならないだろう。

次に世界的レベルで韓米間原子力協力を強化しなければならない。原子力は北東アジア3国の中で特に韓国が主導権を握って米国との協力を通じて世界に寄与できる分野だ。今や韓国は原発輸出国として国際的に原子力産業界を先導して世界の原子力ガバナンスにも影響力を行使する責任者の立場に至った。特にロシアと中国の台頭で現在まで米国主導で成り立っていた世界の原子力安全および不拡散体制の変化に対する憂慮が出てきている時だ。世界的に安全で責任ある原子力を実現するために韓米両国が緊密に協力することがいつになく重要だ。だからこそ今回の協定改正で韓国が原子力の平和的利用に対する未来志向的モデルを提示しながら世界を導いていく契機となれるよう後続努力を傾けなければならないのだ。

イム・マンソン<KAIST(韓国科学技術院)教授(原子力工学)