懸念を乗り越え…韓日M&Aファンドが善戦

  • 2015年4月29日

基礎技術を保有する日本企業を買収して韓国の中小・ベンチャー企業の競争力を強化するという趣旨で2010年に設立された「韓日M&A(企業の合併・買収)ファンド1号」が200億ウォン(約22億円)以上の収益を出し、善戦している。

ベンチャーキャピタル業界によると、ナウIBキャピタルが運用する「ナウ日本テクノロジー投資ファンド1号」は、これまで合計248億ウォンを投資し、308億ウォンを回収した。まだ回収していない保有株式の価値も160億-180億ウォンと推算される。

このファンドは2010年11月、韓国ベンチャー投資と政策金融公社(現産業銀行)の主導で設立された。初期には「日本企業が技術を譲るだろうか」という否定的な見方があったが、このファンドはバイオ会社ジェネクシンや半導体装備会社アイエスシーなどを支援し、成果を出した。

ジェネクシンには50億ウォンを投資し、154億ウォンを回収した。アイエスシーには70億ウォンを投資し、180億ウォンを回収する見込みだ。ジェネクシンは日本の味の素と仁川松島(ソンド)に細胞培養培地事業のための合併法人を設立することにした。アイエスシーは日本ライバル会社JMTの株式を取得した。このほか、このファンドが投資したデソンハイテク、レファランスバイオラブ、モノリンクなどもすべて日本企業関連事業を進め、成果を出した。

業界の関係者は「日本企業が持つ基礎技術を買収できるようファンドをさらに活性化する必要がある」と述べた。