韓経:韓電、米国電力市場に進出…コロラド太陽光発電所を買収

  • 2017年4月20日

趙煥益(チョ・ファンイク)韓国電力社長(左)が18日(現地時間)、米コロラド州アラモサ太陽光発電所で新しい看板を公開している。(韓電提供)

韓国電力(韓電)が米コロラドにある30メガワット級太陽光発電所を買収し、世界最大電力市場の米国に初めて進出した。韓電はこの発電所の今後25年間の売上高が計2500億ウォン(約250億円)規模になると期待している。

韓電は18日(現地時間)、米国資産運用会社カーライルグループの子会社コジェントリクスソーラーホールディングスからコロラドにある30メガワットのアラモサ太陽光発電所を買収し、運営を始めたと19日、発表した。趙煥益(チョ・ファンイク)韓電社長は「早期に事業を安定化し、今後の本格的な米国進出に向けて現地の基盤にしたい」と述べた。

この発電所はレンズで太陽光を集める集光型モジュールを使用し、従来の一般シリコンモジュールに比べ発電効率(発電機投入エネルギーに対する発電量)を最大31%水準に高めたのが特徴。一般シリコンモジュールの最大発電効率は19.5%ほどだ。

韓電は国民年金など国内年金基金で作られたコーポレートパートナーシップファンドとともに、アラモサ発電所の全株式を買収した。このファンドは2013年11月に設立された私募ファンドで、韓電が推進する発電事業への投資を目的にしている。約定金額は4000億ウォン(約380億円)。

アラモサ発電所で生産された電力は長期販売契約を通じてコロラド電力に全量販売される。コロラド電力はコロラド州の電力とガスの供給を担当している会社。

また韓電は発電所敷地内のパネル増設とエネルギー貯蔵システム(ESS)設置に韓国の資機材を活用し、150億ウォンほどの輸出増大効果があると予想した。趙社長は「国内の資機材企業との協力関係のもと、北米市場で再生可能エネルギーなど新規事業を活発に進めていく」と述べた。

これを受け、韓電は2015年に全体売上高の8.2%だった海外部門の売上高比率を2025年までに27%水準に引き上げる計画だ。韓電は24カ国で火力、原子力、送電・配電、再生可能エネルギー、資源開発などの事業を展開している。