韓経:航路でもTHAAD報復? SM商船、中国路線「半分」就航

  • 2017年4月17日

SM商船が中国の反対で韓中間の貨物を積めないまま新しい路線に就航する。「韓進(ハンジン)海運の債務を先に返すべき」という中国の主張のためだ。

SM商船は14日に就航した釜山(プサン)-天津-青島路線で中国側の貨物を積載できなくなった。韓中定期船会社協議体に加入できなかったからだ。協議体に加入していないSM商船は中国の貨物を除いた遠洋貨物に限り輸送できるという。SM商船は「韓中間の貨物を積めなければ船腹を満たせないかもしれない」と懸念している。SM商船の関係者は「韓国船会社は協議体加入に賛成したが、中国側がこれに反対している」と説明した。

中国側は「韓進海運を買収したためSM商船は関連債務から返すべきだ」と主張している。韓進海運の米州路線を買収したSM商船側に返済責任を転嫁しているのだ。大連路線も状況は似ている。キム・チルボンSM商船社長は「遠洋貨物には支障がないが、大連路線も中国の貨物は載せることができない」と述べた。

問題は運航権の確保だ。韓国が保有する中国運航権は40余件で、うち韓進海運が保有していたのは2件。しかし協議体の反対で運航権引き受け議論もできない状況になっている。中国がSM商船と韓進海運を一つの会社と見なしているからだ。

SM商船は反発している。ウ・オヒョンSMグループ会長は「韓進海運の残存法人が債務を返済していて人だけを連れてきたのに、話にならない主張」とし「(韓進海運と)全く別の会社と見るべき」という立場だ。

SM商船は、SMグループが韓進海運の太平洋路線を買収して設立した会社。従来の韓進海運の米州・アジア路線営業権や人員を引き受けた。韓国と米国、中国、インド、ベトナムなどに12支店と8カ所の営業所がある。

SMグループは今年までにコンテナ船とバルク船を含む計70余隻、2019年までに100隻を確保する計画だ。

業界では中国側がTHAAD(高高度防衛ミサイル)報復をしているという主張もある。海運景気が回復する状況で難癖をつけているということだ。鉄鉱石や穀物などを運搬する貨物船運賃指数(BDI)は1年間に倍ほど上がった。海運業界の関係者は「2008年当時に10000まで上がったBDIと比較するとわずかな水準だが、海運景気が底を打って上向いているという点に注目しなければいけない」とし「中国との問題を早期に解決する必要がある」と述べた。