韓経:【取材手帳】韓米外相に「初歩者外交」非難

  • 2017年3月22日

ティラーソン米国務長官の「同盟順位付け」発言の余波が続いている。ティラーソン長官は18日、韓国を離れる際、「日本は(東アジア)域内で安保と経済、安定の側面で最も重要な同盟」と述べた。韓国については「域内で一つの重要なパートナー」と表現した。日本と韓国の重要性を比較してほしいという同行記者の質問に対する答弁だった。

外交官は外交相手国の重要度を順位付けしないのが不文律だ。内心そう考えていても口にはしない。外交の余地を開いておくためだ。外交・安保的にはA国との関係が重要だが、経済的にはB国がより必要な時がある。ましてA国とB国の関係が良くない場合はなおさら順位付けを避ける。

結果よりも背景と過程に注目するのが外交だ。外交官は一つ一つの発言が及ぼす影響まで勘案して「外交的修辞」を動員する。こうした面でティラーソン長官は少なくとも外交の基本ができていなかった。

就任して6週間しか経っていない企業家出身の「初歩者国務長官」という点に免罪符を与えることもできる。「言葉の選択は重要でない」という米国務省のトナー報道官の釈明がそれを後押しした。

専門外交官の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交長官も2013年2月、人事聴聞会の書面答弁書で外交相手国の優先順位を米国、中国、日本、ロシアと明記して叩かれている。あれから4年が経過したが、尹長官も「初歩者外交」という非難を受けている。

ティラーソン長官は韓国から中国に向かう際、「韓国では夕食会に招待されなかった」と述べた。韓国外交部は米国側が夕食会を断ったと釈明した。2人のうち1人が嘘をついたのだ。単なる意思疎通のミスだとしても双方のちぐはぐな姿として映ったもは問題だ。

「韓国政府にリーダーがいないから全般的に緩んでいるのではないのか」。ワシントン外交関係者から聞こえる皮肉は軽く感じなかった。

パク・スジン/ワシントン特派員