韓経:サムスン「ギャラクシーS8」 29日公開…「世界で最も安全に」

  • 2017年3月22日

昨年スマートフォン「ギャラクシーノート7」発火事件で打撃を受けたサムスン電子が、29日に公開する新型「ギャラクシーS8」の安全性強化に総力を挙げている。サムスン電子はギャラクシーS8のバッテリーを製造と組み立ての過程で2段階の全数検査することにした。充電・放電検査、電解液漏出検査など8種類のバッテリー検査システムも新たに導入した。ギャラクシーノート7事態を教訓にして開発、製造、流通など全過程で検証を大幅に強化し、ギャラクシーS8を「世界で最も安全なスマートフォン」として出すという覚悟だ。

◆「100万分の1の欠陥もなくす」

ギャラクシーS8のバッテリーを製作するサムスンSDIは全部門の品質強化のために1500億ウォン(約150億円)を投資した。製造段階で全数エックス線検査も追加した。会社の関係者は「100万分の1の欠陥もなくすという覚悟で検査過程を強化した」と述べた。サムスンSDIはバッテリー製品検査のサンプル数を大幅に増やし、ギャラクシーノート7で問題になった絶縁体テープも収縮現象が生じないよう強化した素材を使った。

サムスン電子もバッテリーの安全性確保のために充電・放電検査などを追加するなど8段階の検査システムを整えた。バッテリー外観、電解液漏出感知、常温放置後の電圧変化確認は異例にも全数検査をする。携帯電話企業は通常、全数検査ではなくサンプル検査をしてきた。スマートフォン内部にバッテリー搭載空間を追加で確保し、消費者が製品を落としても物理的衝撃を最小化できる装置を用意した。

高東真(コ・ドンジン)サムスン電子無線事業部長(社長)は「ハードウェアとソフトウェアだけでなく製造、物流など全工程で総体的に深みのある検査をした」とし「開発、製造、検証などすべての過程で対策を準備した」と強調した。

◆来月21日ごろ正式発売

ギャラクシーS8は安全性だけでなく性能も大幅にアップグレードされた。人工知能(AI)音声秘書サービス「Bixby(ビクスビー)」が代表的な例だ。サムスン電子のイ・インジョン無線事業部開発第1室長(副社長)は20日、サムスンニュースルームに掲載された寄稿で、「Bixby対応のアプリはタッチなど従来の方法でできるほとんどすべての機能をBixbyで実行できる」とし「使用者はタッチ、音声などの入力方式をその都度、便利な方で利用できる」と説明した。サムスン電子は今後、スマートフォンだけでなくテレビ、エアコンなどさまざまな機器にAIサービスを取り入れる計画だ。

ギャラクシーS8は来月7日に予約販売が始まり、21日ごろ正式発売される予定。サムスン電子は予約販売実績を高めるため公示支援金をあらかじめ公開し、予約者には18日から機器を配送する。電子業界の関係者は「昨年ギャラクシーノート7は予約販売で40万台売れた」とし「ギャラクシーS8はこれと同じか、より多く売れる可能性が高い」と話した。

ギャラクシーS8は5.8インチ画面の基本モデルと6.2インチ画面のギャラクシーS8プラスが同時発売される。出荷価格はギャラクシーS8が90万ウォン台後半、ギャラクシーS8プラスは110万ウォン前後という。