韓経:韓国ウォンの実質上昇率が27カ国で1位に

  • 2017年3月20日

韓国ウォンの実質価値が今年に入って交易量の多い27カ国の中で最も大きく上昇したことが分かった。

19日、国際決済銀行(BIS)の資料によると、先月末を基準に主要27カ国に比べて韓国ウォンの実質実効為替レート(2010年に100基準)は122.34で、昨年末(118.53)より3.2%上がった。主要27カ国は日本、米国、英国、ドイツなどであり、ユーロ圏(ユーロ貨幣を使用する19カ国)も含まれている。今年に入り、27カ国のうち実質通貨の価値が上昇した国14カ国は韓国(3.2%)、オーストラリア(2.6%)、スウェーデン(2.3%)、メキシコ(2.2%)、カナダ(2.0%)などだった。

実質実効為替レートが上昇すれば、その通貨が交易相手国の通貨より価値が大きくなったということだ。韓国ウォンの価値が上がったというのは輸出競争力が多少弱まったと分析できる。

ドナルド・トランプ米大統領は中国やドイツなど対米貿易の黒字が多い国を対象に為替を操作して利益を享受していると攻撃してきた。米国財務省は昨年10月、韓国・日本・中国・ドイツ・台湾・スイス6カ国を為替操作国指定の前段階である為替観察国として指定した。そのため、各国の外国為替当局が米国との紛争を懸念するため、かつてのように市場介入をしていないと評価されている。実質価値の上昇を外国為替当局の市場介入の自制による結果と分析する見方もある。

BISは、この統計を主要27カ国と世界61カ国に分けてまとめている。61カ国を基準に米国が為替操作国と名指した中国とドイツの実質通貨価値はそれぞれ0.6%、0.8%切り下げられたことが分かった。これに対して日本円の実質価値は1.0%切り上げられた。