スマートフォン・自動車も輸出急減…労働コスト上昇で企業が海外生産増やす=韓国(1)

  • 2015年5月6日

輸出が4カ月連続で減少する中、主力製品のスマートフォンと自動車の輸出額まで大幅に減っている。グローバル販売量が増えているにもかかわらず輸出額が減少したのは、国内より海外で生産する量が増えたからだ。高賃金と労組に苦しむ国内の製造業が生産設備をそれだけ海外に移したという傍証だ。

雇用の減少などを憂慮する政府が企業を相手に国内生産を促しているが、企業環境が改善されない限り流れを変えるのは難しいという指摘だ。

韓国貿易協会などによると、4月のスマートフォン輸出額(通関基準)は7億7000万ドルと、前年同月(12億6000万ドル)比38.4%減少した。3月にもスマートフォン輸出額は7億1000万ドルと、前年同月(11億6000万ドル)比40.2%減少した。2カ月連続で40%前後の減少となったのだ。

この期間、国内電子企業に特に悪材料があったわけではない。むしろサムスン電子はギャラクシーS6、LG電子はG4という新モデルを発売した。グローバル市場の反応も以前より良いというのが会社側の説明だ。それでも輸出は大幅に減った。

産業通商資源部の関係者は「過去には新製品が出れば国内で先に生産した後、海外工場で大量生産する構造だったため、新製品が発売された月の輸出が大きく増えた」とし「しかし今年に入ってこの構造が崩れたようだ」と説明した。