韓経:THAAD報復も「韓国産部品」輸入は増やす中国

  • 2017年3月16日

中国が韓半島(朝鮮半島)THAAD(高高度防衛ミサイル)配備を理由にロッテなどに対して露骨な経済報復に乗り出したのに続き、15日からは自国民の韓国団体観光を禁止した。これとは対照的に韓国産半導体・ディスプレーなど部品・素材輸入は大幅に増やしている。両国の分業構造上、中国は韓国産中間財を輸入して加工した後、第3国に輸出する加工貿易への依存度が非常に高い。中国が政治的問題で韓国産業全般に貿易制限措置を拡大するのが難しい理由だ。中国は2月、韓国から43億4000万ドル分の半導体を輸入した。前年同月に比べ75.9%増加した。中国への半導体輸出は、韓国と米国が昨年7月にTHAAD配備を発表した直後に急減した。昨年7月の対中半導体輸出は4.9%減り、8月には23.1%も減少した。

こうした減少の流れは長く続かなかった。THAAD発表2カ月後の昨年9月には輸出は7.1%増加し、昨年12月には22.3%増の58億6000万ドル分が中国に輸出された。今年1月の輸出増加率は50.6%だった。韓国の対中輸出品目のうち78.4%が半導体など中間財に分類される。

兪炳圭(ユ・ビョンギュ)産業研究院長は「中国が貿易制裁を加える品目は消費財、観光商品、文化コンテンツなど中国経済に直接的な打撃がないもの」とし「製造業分野を制裁すれば中国も衝撃を受ける可能性がある」と述べた。続いて「両国の経済は相互依存的な関係であるため、政治と経済を分離して考える知恵が必要だ」と強調した。