サムスン電子、15兆6000億ウォン先制投資…半導体トップ目指す(2)

  • 2015年5月8日

◆「インテル越えて世界トップに」

サムスンが超大型投資を決めたのは、最近半導体に集中投資している中国の追撃をかわし、さらに世界トップの半導体企業になるという計画からだ。サムスンの半導体事業は全盛期を迎えている。メモリー半導体(DRAM、NAND型フラッシュメモリー)の昨年の営業利益率は35%(業界推定)にのぼる。22年間にわたり世界1位を守っている。3次元(3D)NAND、20ナノDRAMなど世界初の技術を相次いで出し、ライバル企業との技術格差も広げている。

システム半導体も悪くない。昨年は赤字だったが今年は違う。アップルの次期iPhoneのアプリケーションプロセッサ(AP)を受託生産するなど契約を次々と成立させ、黒字転換が有力視される。証券業界では、サムスン半導体事業の営業利益が昨年の8兆7000億ウォンから今年は14兆ウォンを上回ると見込んでいる。

にもかかわらず、現在のレベルに満足できないというのが、サムスン経営陣の判断だ。内部的にはIM(IT・モバイル)部門を補完する収益モデルが必要だ。中国の追撃もかわさなければいけない。中国は昨年、「半導体独立」を宣言し、今後10年間に1億元(約175兆ウォン)を投資することにした。最近は中国最大LCD(液晶表示装置)企業BOEがメモリー半導体事業への進出を決めた。サムスンは果敢な投資を通じて中国など追撃者との差を広げ、さらには20年以上も「世界半導体1位」を守っているインテルを越える計画だ。