トヨタ、日本企業で初の純益2兆円突破…円安に「革新」まで(2)

  • 2015年5月11日

◆工場新設コスト40%節減

原価改善と生産効率化は、新しい部品の共用化プロジェクト「トヨタ・ニューグローバル・アーキテクチャー(TNGA)」と鋼板・塗装などの生産ライン改善によって進められた。トヨタはグローバル拡張期に現地市場の需要に細やかに対応するため生産モデルを増やしながら開発コストと部品数が同時に増加した。

トヨタは戦略を変えてエンジンやトランスミッションなど主要部品を最大限共通化する代わりに、顧客の要求を反映すべき外観や内装などだけを差別化した。今年、新しい統合プラットホームを適用した新型プリウスを発売するのに続き、2020年には3つのプラットホームだけで全体生産台数の半分を手がける計画だ。

生産技術の開発も行われた。革新を通じて自動車鋼板生産ラインの長さを90%ほど減らし、投資コストを30%節減した。塗装ラインも変化を通じて投資コストとエネルギーコストを40%ずつ減らした。その結果、工場を新しく作るのに必要な投資額は過去に比べて40%ほど減少した。

トヨタが3年ぶりに1500億円を投入して中国とメキシコに新工場を建設することにしたのは、トヨタ4.0時代に対する自信の表れだと東洋経済は分析した。

トヨタの系列部品会社の構造改編もなされている。デンソー、アイシン精機、豊田自動織機などグループ内の部品系列会社は今年前半期まで重複事業を整理する予定だ。