韓経:世界的な海運不況 「直撃弾」受けた現代商船・マースク

  • 2017年2月10日

世界的に海運業況が低迷し、海運会社の実績も急降下している。韓国トップの現代商船が昨年8000億ウォン(約800億円)台の営業損失を出したほか、世界トップのデンマークのマースクラインも大規模な赤字に陥った。

現代商船は9日、昨年の売上高が4兆5848億ウォン、営業損失は8334億ウォンと公示した。2015年と比べると売上高は19%減少し、営業損失は3倍近く増えた。

世界的に海運物流量が停滞し、需給不均衡による供給過剰が続いたのが実績悪化の原因と分析された。現代商船の関係者は「このような状況でコンテナ船の運賃が最低水準に落ち、営業損失幅がさらに増えた」と伝えた。

運賃を下げてライバル企業を枯死させる戦略をとったマースクも赤字を避けられなかった。マースクはこの日、昨年の営業損失を3億7600万ドル(約4311億ウォン)と明らかにした。マースク側は年間報告書で「昨年の海運業の市場環境は挑戦的だった」とし「韓進(ハンジン)海運など主要海運会社が事業をたたむほど状況が厳しかった」と説明した。

マースクは世界海運業界で続いているM&A(企業の合併・買収)で競争が激しくなった点も実績悪化要因に挙げた。昨年、中国2大海運会社のコスコとチャイナシッピングが合併し、世界3位の仏CMA-CGMはシンガポールのAPLを買収した。マースクも昨年12月に世界7位のハンブルク・スード(ドイツ)を買収した。

海運業界の関係者は「ますます競争は激しくなる中で業況が良くないため、どこも良い実績を出するのが難しかった」と話した。

今年の業況は昨年に比べると改善する見込みだ。現代商船の関係者は「昨年末からコンテナ市況が一部改善している」とし「会社の経営も安定を取り戻すだろう」と述べた。韓国信用評価はこの日、現代商船をD(債務不履行)から5段階高いBB(安定的)に格上げした。