韓経:韓国パワートレイン、自動車部品世界1位へ

  • 2017年2月7日

デュポン・ヴァレオ社長、キム・サンテ韓国パワートレイン会長、ペ・ギマン社長(左から)が2日、合併法人カペックヴァレオの設立に合意する署名式を行った。(韓国パワートレイン提供)

現代自動車の中堅協力会社の韓国パワートレイン(会長キム・サンテ)が仏ヴァレオと合弁法人を設立する。韓国パワートレインは自動車自動変速機の核心部品トルクコンバータ分野で世界トップに浮上する。

韓国パワートレインは2日、グローバル自動車部品グループのヴァレオと合併法人カペック(KAPEC)ヴァレオの設立に合意したと6日、発表した。合併法人はトルクコンバータを年間960万台生産できる世界トップ企業となる。これまでは日本のエクセディが年間生産規模トップだった。今回の合弁は部品企業が自動車企業と協業して蓄積した技術力を基礎にグローバル合弁法人設立を実現させ、部品分野で世界トップ企業に浮上するという成功モデルとしても注目されている。

合併法人の設立は今年下半期を目標にしている。合併法人の母胎の韓国パワートレインは1993年に設立された。現代車グループの協力会社としてトルクコンバータ分野で卓越した技術力を保有する韓国企業だ。昨年の売上高は7044億ウォン(約700億円)。合弁パートナーのヴァレオは世界的な自動車部品専門グループで、トルクコンバータ市場でゼネラルモーターズ(GM)、フォード、日産などを顧客とする。

今回の合弁は国内に集中するトルクコンバータ事業の拡大のために海外進出を模索してきた韓国パワートレインと、製品ポートフォリオを多角化して研究開発(R&D)力の強化を推進しているヴァレオグループの利害関係が一致して実現した。合弁法人の設立で韓国パワートレインは、電気自動車モーターや車両通信装置など電気自動車・自動運転車分野の核心技術力を保有するヴァレオの国内事業権も確保した。内燃機関部品技術力を未来自動車分野に結びつける土台を確保したということだ。

キム・サンテ会長は「今回の合弁は、1988年に手動変速機クラッチ事業で合併法人(平和ヴァレオ)を設立して以来30年間にわたり協力しながら築いた信頼でヴァレオが先に提案した」とし「国内自動車部品産業の競争力強化に寄与する成功事例になるようにしたい」と述べた。

両社の合弁は韓国パワートレイン有償増資にヴァレオが参加する形となる。ヴァレオの中国・日本・メキシコ法人は合併法人カペックヴァレオの子会社に編入される。大邱(テグ)の韓国パワートレインが合併法人の本社となる。両社は折半出資で合併法人を共同経営する。

両社の合意に基づき、合併法人の総括運営と研究開発センターは韓国パワートレインが引き受ける。フランス、米国、日本などヴァレオの従来のトルクコンバータ研究部門まで統合して総括管理する。海外企業の投資による地域経済活性化と国内研究開発人材育成も期待される。

現代車は韓国パワートレインの6段・8段変速機関連技術開発に支援を惜しまなかったと評価されている。

◆トルクコンバータ

自動車エンジンの動力を変速機に伝える動力伝達機構。自動変速機でクラッチ操作なく滑らかな変速を可能にする核心の部品。流体クラッチ、ダンパー、ロックアップクラッチで構成されている。