韓経:復活に向けて動き出した「建設コリア」

  • 2017年2月1日

年初から海外建設工事の受注が相次いでいるうえ、国際原油価格も上昇し、韓国建設業界が「海外受注の崖」から抜け出すという期待感が高まっている。韓国政府もグローバルネットワークを持つ人物を海外建設受注大使に任命するなど側面支援に乗り出し、海外建設受注市場の雰囲気も改善される見込みだ。

海外建設業界によると、SK建設・大林産業コンソーシアムはトルコのダーダネルス海峡を横断する長さ3.7キロの吊り橋と進入道路を建設する「チャナッカレ・プロジェクト」優先交渉対象者に選ばれた。世界最長の吊り橋を建設する工事で、事業費は3兆5000億ウォン(約3500億円)にのぼる。SK建設・大林産業コンソーシアムは道路・橋梁の運営による通行料収益で建設費を回収する。イ・グァンソクSK建設専務は「単に施工ではなく、設計から施工、運営まですべて引き受けるという点で従来の土木工事受注とは異なる」と説明した。

これに先立ち大林産業は昨年12月、イランのイスファハン石油精製会社が発注した2兆3036億ウォン規模のイスファハン精油工場改善工事を受注した。国際社会のイラン経済制裁が解除された後、グローバル建設企業が初めてイランで受注した大型工事だ。大宇建設も昨年末、イランのシルジャン複合火力発電所開発事業のための了解覚書を締結した。斗山重工業インド現地法人の斗山パワーシステムズインディアは、インドで2兆8000億ウォン規模の石炭火力発電所建設プロジェクト2件を受注した。

海外建設受注額は、400億ドル規模のアラブ首長国連邦(UAE)原発工事を受注した2010年(715億8000万ドル)をピークに2014年まで600億ドル台を維持していた。しかし中東の国が原油安の影響で建設工事の発注を減らし、2015年には461億4434万ドルと、200億ドル以上も急減した。昨年の海外建設受注額は281億9231万ドルと、2006年(164億6816万ドル)以来の最低水準だった。