インドのモディ首相、現代重工業本社を訪問する理由は

  • 2015年5月15日

韓国を国賓訪問するインドのナレンドラ・モディ首相が19日、蔚山(ウルサン)の現代(ヒョンデ)重工業を直接訪れる。1泊2日の日程で18日に訪韓するモディ首相は多忙な日程でも現代重工業を必ず訪問するという意志を見せたという。

政府関係者は「モディ首相が自国に大型造船所を建設して建造技術を確保しようとする意志が強い」として「訪韓の最大の目標が造船・船舶技術の確保という話がインド側から出ている」と伝えた。

モディ首相は19日午後に航空機で金海(キムヘ)空港に到着し、乗用車で現代重工業まで移動する。現代重工業に到着した直後に造船所内の峨山(アサン)記念館を最初に訪問する。故・鄭周永(チョン・ジュヨン)現代グループ名誉会長の企業家精神とチャレンジ精神についての説明を聞いた後、造船所内部を見学する予定だ。

崔吉善(チェ・ギルソン)現代重工業会長と権五甲(クォン・オガプ)社長の案内で、建造中の船舶を視察し、現代重工業の建造ノウハウや技術力などについて聞く。

造船業界ではモディ首相のこの日の訪問中、インドの国営ガス会社ゲイル(GAIL)が発注する予定の液化天然ガス(LNG)運搬船についての議論が行われるものとみている。ゲイルは米国産LNGを自国に運ぶためにLNG運搬船9隻を発注する計画だ。ゲイルは9隻のうち3隻を自国内の造船所で建造しなければならないという条件を掲げた。発注を機に船舶の建造技術を受け継ぐということだ。

モディ首相は就任後「メーク・イン・インディア(make in india)」という名の製造業活性化政策を推進している。

当初、現代重工業は技術移転などに難色を示したが最近、現地の造船企業L&TとLNG運搬船建造技術協力のための了解覚書(MOU)を締結して態度を変えた。インドの現地言論はこれについて現代重工業がすでにインド内の船舶建造の意思を明らかにしたと報道した。まだ契約が締結されてはいないがLNG運搬船9隻の契約金額は7兆ウォン(約7700億円)以上になるという観測が出ている。

造船業界の関係者は「モディ首相の訪問によって現代重工業がLNG運搬船を受注する可能性が非常に高くなった」と話した。これと共に現代重工業がインド政府に潜水艦の供給の意志を打診する可能性があるという観測も出てきている。