韓経:【時論】「トランプ時代の余波」 東南アジア市場で突破口を(2)

  • 2016年12月26日

中国に対する米国の圧力が強度を増し、中国の対米通商は委縮すると予想される。中国は対米通商委縮を補完するために「一帯一路」構想に基づき、ユーラシアとの貿易を拡大していくとみられる。中国経済は供給過剰で強力な構造改革が要求される状況であるため、米国が通商圧力を加えてくれば相当な打撃を受けると懸念される。全体輸出の25%を占めるほど中国経済に大きく依存している韓国経済への余波も大きくなるしかない。当然、中国以外の地域に対する貿易を増やす対策を樹立する必要がある。

まず、東南アジア経済との関係を今より拡大していかなければいけない。韓国の外貨準備高を活用してインフラ建設および資源開発などの分野に進出し、韓国が主導的に潜在需要を顕在的需要として創出することで、予想される対中貿易縮小分を埋めることが求められる。また、これらの国とのバーター貿易を拡大する戦略も駆使する必要がある。

要するにトランプ時代の不確実性に直面した韓国経済としては、価格メカニズムだけにこだわらず、主な通商国の産業構造を綿密に分析し、脆弱部門に入り込むアプローチをしなければいけない。特に東南アジアおよび南米の国には外貨準備高の活用とバーター貿易方式を通じた交易が要求される。

李鍾允(イ・ジョンユン)韓日経済協会副会長