韓経:大韓航空、機内騒ぎ対処問題に乗客情報の流出まで…

  • 2016年12月23日

20日に大韓航空機内で乗客の男が暴れる事件が発生したが、これをめぐる波紋が広がっている。米国の有名歌手リチャード・マークスさんのソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて知られたこの事件は、映像が流出したことで、泥酔状態で暴れる男(34)と現場乗務員の姿がモザイクなく露出した。その後、男はオンライン上で個人情報が広がり、攻撃を受けている。

安全が最優先の機内で男が他の乗客を配慮せず酔って暴れた点は弁解の余地がない。しかしこれに対処する過程で大韓航空側が見せた姿も納得しがたい。この男のような乗客に対処するマニュアルがあるのか疑わしいほどだ。

さらに問題なのは映像の流出経路だ。映像には男が整備士の顔に唾を吐いて暴言を浴びせる場面があった。整備士は映像に記録を残すように「唾を吐きました」「手を引っかかれて傷が残っています」と説明した。男を取り押さえるために追加の装備を持ってくるように言う乗務員の言葉に、撮影者は「映像を少し撮ってください」と言って撮影機器を他の人に任せた。状況から撮影者は乗務員と推定される。

もし大韓航空が映像を流出したとすれば問題はさらに大きくなる。事件の1次的な過ちは乗客の男にあるが、乗客の情報がそのまま流出したのも明らかに問題だ。大韓航空側は「映像の流出については確認しにくい」と述べた。

過去にも似た事例があった。2013年にポスコエネルギーの役員が大韓航空機内で「ラーメンがぬるい」と言って乗務員を暴行した時も、当時の状況が記録された内部報告書がインターネット上で広まった。当時、乗客情報流出問題が浮上すると、大韓航空側は「顧客業務処理に関する内部報告書の一部が流出して社会的な波紋を起こしたことに責任を感じる」とし「今回の件をきっかけに乗客情報などセキュリティー管理を積極的に補完する」と頭を下げた。

当時話した責任感について大韓航空は今どう考えているのだろうか。

チョン・ジウン産業部記者