韓経:米メディアグループ、韓流事業に初の投資

  • 2016年12月22日

グローバルメディアグループのウォルト・ディズニー・カンパニーの系列会社が、芸能人のキム・ウビンやキム・ユジョンが所属するIHQの株式5%を取得する。米国系メディアグループが韓流事業に投資する最初の事例だ。両社は戦略的提携を締結し、韓流ドラマ・公演など文化コンテンツ製作および流通事業を共同で進める計画だ。

投資銀行(IB)業界によると、ウォルト・ディズニー・カンパニー系列会社のA&Eネットワークスは、国内3位のケーブルテレビ会社Dライブが保有するIHQ株50.37%のうち5%を引き受ける契約を22日に締結する。売買価格は計180億ウォン(約18億円、1株あたり2500ウォン)で、21日の終値(2085ウォン)より20%ほど高い。IHQの最大株主のDライブは最近、こうした内容を国内22カ所の金融機関に報告したことが確認された。

今回の提携は韓流コンテンツ事業を海外に拡大しようとするIHQと、韓国市場進出を推進していたウォルトディズニーの利害関係がかみ合って実現した。ディズニーの放送チャンネル事業(PP)系列会社のA&Eネットワークスは昨年から自社の放送プログラムを国内で安定的に流通させるプラットホームの確保を推進してきた。A&Eは今回の提携で自社の代表的なドキュメンタリーチャンネル「ヒストリー」と女性専門チャンネル「ライフタイム」の放送プログラムをDライブを通じて放送する予定だ。ヒストリーとライフタイムは米国だけでそれぞれ9500万人ほどの有料加入者を確保している人気チャンネルだ。

IHQは韓流スターを前に出したコンテンツをディズニー側の流通チャンネルを通じて輸出する案を構想している。ドラマ・公演などのコンテンツをディズニー側と共同製作することも期待している。IHQにはキム・ソヒョン、キム・ウビン、キム・ユジョン、チャン・ヒョク、パク・ジェボム、ファン・ジョンウムなど多数の韓流スターが所属している。ドラマックス、コメディTVなど6つの放送チャンネルも保有し、コンテンツ製作力を強化するために全方向に注力している。

米国の大手メディアグループが韓国芸能エンターテインメント事業に投資した最初の事例という点で意味が大きい。Dライブは今年初めから戦略的提携を締結する事業パートナーとして米国・中国企業2、3カ所と交渉し、A&Eを最終的に選択した。また、6月から米国のネットフリックスと提携し、インターネット放送視聴(OTT)サービスを提供するなど、米国系コンテンツに力を注いでいる。その間、国内の韓流事業が主に中国系資本に「ラブコール」を送ってきたのとは異なる流れだ。

これを受け、今後、米国系大手メディアグループの韓国市場進出が活発化する契機になるかもしれないという見方も出ている。これらメディアグループが今後、韓国有線放送市場のM&A(企業の合併・買収)市場に参入する可能性も開かれている。

現在、国内ケーブルテレビ市場ではCJハロービジョン、Tブロード、Dライブなど業界1-3位企業がすべて潜在的なM&A対象と見なされている状況だ。MBKパートナーズ、マッコーリーコリアオポチュニティーファンド、未来アセット資産運用など国内外PEFコンソーシアムが最大株主のDライブは数年前から会社の売却を進めている。CJハロービジョンは昨年11月、SKテレコムと経営権売却契約まで締結したが、7月に公正取引委員会がM&A不許可を決定し、売却が実現しなかった。