韓経:「韓国、ノーベル賞を望むなら違う視点で問題解決を」

  • 2016年12月21日

マイケル・コステリッツ米ブラウン大教授

今年のノーベル物理学賞受賞者のマイケル・コステリッツ米ブラウン大教授兼高等科学院碩学教授(74)は20日、ソウル清涼里洞(チョンニャンリドン)高等科学院で開かれた記者懇談会で、「科学者は誰でもノーベル賞を受けるほどの基本能力は備えている」とし「ただ、適切な問題を見つけて適切なタイミングに個人の研究能力を発揮することが重要だ」と述べた。

コステリッツ教授は韓国と縁が深い親韓派の物理学者に挙げられる。コステリッツ教授は2004年から毎年1、2カ月間、夫人とともに韓国に滞在し、高等科学院で弟子のイ・ジュヨン教授らと研究を行っている。10月にノーベル賞受賞者の発表があった後、韓国を訪問し、今月10日にスウェーデンで開かれた授賞式に出席してからまた戻ってきた。

コステリッツ教授も多くのノーベル賞受賞者と同じように40年近い無名時代を過ごした。1972年にバーミンガム大で博士研究員をしながら、師であり今年のノーベル賞共同受賞者のデビッド・サウレス・ワシントン大名誉教授とともに、3次元でなく線や平面のような1・2次元でも超伝導体が可能だということを究明した。研究内容は当時の科学の常識を越えていたため、数年間は論文の掲載が拒否された。コステリッツ教授は「いっそのこと普段の趣味を生かしてロッククライマーになろうかと考えたこともあったが、いつかは認められると信じて一つの井戸を掘り続けた」と振り返った。

コステリッツ教授は父の意で粒子物理学者になることが夢だった。コステリッツ教授の父はエンドルフィンを発見したユダヤ系ドイツ人生物化学学者ハンス・コスターリッツ博士だ。偶然にもサウレス教授に巡り会い、ノーベル賞まで受けることになった。

コステリッツ教授は「ノーベル賞を受けるには新しく、重要で、他の人とは違う研究をしなければいけない」とし「違う視点で問題を解決しようという姿勢が何よりも必要だ」と強調した。また「一部の物理研究がトランジスターのような偉大な発明品を生むが、結果だけを見て研究してはいけない」とし「ほとんどの偉大な発見は単純な好奇心から始まるという点を忘れるべきでない」と強調した。