<韓国・ローンスター訴訟>元金融委員長「ローンスター差別しなかった」(2)

  • 2015年5月18日

15日午前、米国ワシントンDCにある世界銀行傘下のICSID会議室で非公開で行われた初めての審理で、韓国政府とローンスター側は激しい法廷攻防を行ったと伝えられたが、双方いずれも具体的な内容については口を閉ざしている。

韓国政府の合同対応チームを率いるキム・チョルス法務部国際法務課長は、審理を始める前に記者たちに会って「今まで最善を尽くして対応してきた」として「審理の初日であるだけに機先を制する面でもうまくやれるよう努力する」と明らかにした。

一部で提起されているローンスター側との妥協の可能性について「一般論的に妥協の可能性は常に存在するが、まだ具体化されておらずローンスターから仲裁案を受けたことはない」と話した。ローンスターはこの日、特に立場を明らかにはしなかった。政府合同対応チームは法務部と金融委員会、企画財政部など6つの政府部署チーム長クラスの実務者で構成された。

この日の審理では外換銀行の売却承認手続きをめぐるローンスターの主張と韓国政府の反論を聴取する口頭尋問が行われ、序盤から鋭い神経戦が展開されたという。韓国政府は訴訟を提起したLSF-KEBホールディングスなどローンスターベルギー・ルクセンブルクの子会社8社がすべてペーパーカンパニーで事業的実体がないという点を集中的に攻略するという。

18日からは外換銀行の売却承認過程に直接・間接的に関与した韓悳洙(ハン・ドクス)元首相、全光宇・金錫東(キム・ソクドン)元金融委員長ら当時の金融監督当局および経済部署トップが大勢証人として参加する。

今回の訴訟の主な争点は▼ローンスターの外換銀行売却承認遅延の有無と経緯▼韓-ベルギー・ルクセンブルク投資協定(BIT)適用をはじめとして訴訟の成立の有無を争う管轄権の問題▼ローンスターに対する課税の不当性の有無だ。24日に1次審理が終わった後、6月29日から10日間の2次審理が行われる。最終判決は早ければ来年の上半期中に出てくる展望だ。