韓経:アバクロンビー&フィッチ、韓国から撤退

  • 2016年12月8日

米カジュアルブランドのアバクロンビー&フィッチ(A&F)が韓国から撤退する。業績不振で世界的に売り上げが振るわない店舗を整理することにした本社の方針に従ったものだ。

ファッション業界によるとアバクロンビーはソウル・清潭洞(チョンダムドン)の旗艦店を来年1月に閉店する予定だ。2013年10月にオープンしてから3年2カ月での撤退となる。同社はブランドショップが並ぶ清潭洞の通りに2階建て353平方メートル規模でオープンした当初から関心を集めた。有名な海外ブランドショップの中で生き残れるのか、高価なブランドでなければ安いSPAブランドばかりがよく売れる状況で、カジュアルブランドとしての位置付けを確立できるかが関心だった。

価格議論もあった。米国で販売する価格より50%ほど高く策定したためだ。アバクロンビーは並行輸入でも入っている上に個人輸入でも安く買うことができる。

アバクロンビー清潭店で基本デザインのフードTシャツは9万8000ウォン(約9526円)から15万ウォン台、一般冬用コートは24万8000ウォンから35万ウォン台に販売している。米国ではフードTシャツが80~100ドル水準で売られている。韓国の消費者は米国に比べ50%ほど多く払って服を買わなければならなかった。ファッション業界では無理に高いところに店舗を構えた上に価格と販売戦略をまともに立てられなかったのが敗因だと分析している。

アバクロンビーは先月香港の旗艦店も閉店することにした。今年10月末までの売り上げが昨年より6%減り営業利益が81%減少するなど振るわない業績を出したためだ。市場調査会社S&PキャピタルIQによると2012年に5兆2844億ウォンに達した同社の売り上げは翌年には4兆8229億ウォンに減り、今年は3兆9139億ウォン台に下がると予想される。

アバクロンビーは韓国から店舗を撤収するが下位ブランドのホリスターの営業は当分続ける計画だ。