韓経:【社説】注目される韓国版タイムズスクエア、想像力を発揮してみよう

  • 2016年12月2日

ソウル江南(カンナム)の複合施設「COEX(コエックス)」一帯が「屋外広告物自由表示地域」に初めて選定された。観光資源開発と広告規制緩和レベルで行政自治部がソウル・釜山の5カ所の都心を対象に行った総合評価の結果だ。江南区と貿易協会などが官民合同推進委員会を構成し、国内最大規模の屋外メディア広場、数十メートルのLED電光掲示板、ホログラムと拡張現実を実現する大型電光掲示板などを出すという。

しかしかなり遅れたという印象は否めない。都市の夜を美しく輝かせ、観光客と市民の胸をときめかせる素敵な広告広報物は都市のもう一つの魅力だ。今回ベンチマーキングしたニューヨークのタイムズスクエアをはじめ、ロンドンのピカデリーサーカス、上海の黄浦江は夜間の光彩だけでも世界的な観光名所となっている。現在のように日々発展するITが文化芸術や各種広報コンテンツと結合する時、広告文化は都市の競争力にまで影響を与える。

しかし我々は「屋外広告物等管理法」のため小さな看板も細かく規制してきた。どの分野にも劣らないほど複雑な行政規制が残っているのがこの領域だ。このため都市はくすみ、夜はソウルの都心さえも味気ない殺風景を演出してきた。ただでさえ見どころが少ないのに夜の闇が支配する都市に観光客が集まるだろうか。このような広告規制のボタンを一つ、今ようやく外したのだ。

中央政府が苦労して規制を緩和したが、ソウル市と管轄区が障害物を作ることがあってはならない。拡張現実に進むにしても、大型ビルをネオンとLEDで覆うにしても、民間の想像力が十分に発揮される自律空間であってこそ国際的な名所になる。交通と歩行の安全に支障を与えない限り、いかなる行政ガイドラインも排除するのがよい。COEX一帯の効果を見ながら他の地域に拡大できない理由もない。漢江(ハンガン)も同じようにいくらでも観光資源として育てることができる。「自然」よりも「人工、文化」が観光でさらに注目される時代だ。華麗な夜の風景は都市の競争力を高めるだろう。こうして都市が進化してこそ雇用も増える。