中国「製造業最強」の野心、「10年以内にドイツ・日本に追いつく」

  • 2015年5月20日

中国が今後10年間で製造業を集中的に育成してドイツ・日本などのような製造業先進国の隊列に上るという計画を発表した。

19日新華社通信によれば中国政府はこの日「中国製造2025」の行動綱領を全国の公共機関に命令して計画目標を徹底して達成していくように指示した。政府は行動綱領で2025年までに製造業競争力をドイツや日本レベルに引き上げなければならないと強調した。10年以内に世界的な製造業強国になるというのが目標だ。

「中国製造2025」は李克強首相が3月、全国人民代表大会(全人代)の政府業務報告で初めて提示した国家的プロジェクトだ。情報化と工業化を融合する方向で製造業で10大分野を集中育成して競争力を向上させるというのが骨子だ。

集中育成の対象は、次世代情報技術(IT)、高精密数値制御機器・ロボット、航空宇宙装備、海洋装備と先端技術船舶、先進軌道交通装備、エネルギー節減・新エネルギー自動車、電力装備、新素材、生物医薬と高性能医療機械、農業機械装備などだ。中国は企業の革新能力を高めるために年間売り上げ2000万中国元(約35億ウォン)以上の売り上げ対比で研究開発(R&D)費用の割合を現在の0.95%から2025年には1.68%まで引き上げることにした。同じ期間、該当企業の売り上げ1億中国元あたり特許数も0.44件から1.1件に増やす計画だ。

中国はこのため2025年までに約40カ所の製造業革新センターを設立することにした。革新センターは業種別の核心基礎技術開発や研究成果の産業化、人材訓練などを担当する。中国は育成対象分野についてR&D予算と税制支援および国営企業間の買収合併(M&A)活性化なども推進することにした。

これについて韓国製造業界は憂慮の視線を送っている。今年3月に産業通商資源部が「第7次貿易投資振興会議」で発表した「製造業革新3.0戦略実行対策」と似たような性格で、両国間の製造業界で激しい競争が不可避になったという理由からだ。

中国は「中国製造2025」で製造業の総合指標をドイツと日本レベルに引き上げた後、2035年までに先頭を占めて2049年(社会主義新中国設立100周年)からは名実共にトップになるという覚悟だ。