韓経:「中国光棍節特需」は絵に描いた餅…韓国商品シェアわずか0.05%(1)

  • 2016年11月9日

韓国国内のインターネットショッピングモールで女性服を販売しているソンさん。昨年、売上高が10億ウォン(約1億円)を超え、中国オンライン市場への進出を決めた。「光棍節(11月11日)特需」を狙って年初から中国市場1位のアリババのオンラインショッピングモール「Tmall」の門を叩いたが、結局はあきらめた。保証金2500万ウォン(約230万円)を出さなければならないほど参入障壁が高く、国内外の通関手続きが複雑であるため、商品をまともに販売できないと判断したからだ。ソンさんは「国内には中国オンライン市場進出を支援する機関もなく、中国で事業をすることは極めて難しい」と話した。

◆光棍節特需から疎外された韓国

光棍節は2009年に中国電子商取引企業アリババがマーケティング戦略の一環として11月11日を「購買を楽しむ日」と定めて始まった。昨年は当日だけで中国で発生したオンライン全体売上高が22兆ウォンにのぼり、中国最大のショッピング行事として定着した。

光棍節が近づく中、国内流通会社も競争的に割引イベントを行っている。しかし中国の消費者を狙うより、中国オンラインショッピングモールに流れる国内の消費者をつかむためという評価だ。

中国内の韓流ブームを考えれば韓国企業が中国オンラインショッピング市場で大活躍しそうだけが、現実はそうでない。光棍節を見ても韓国企業の現状が如実に表れている。アモーレパシフィックは中国化粧品市場で売上高5位(免税店売上高含む)だが、オンラインショッピング行事の光棍節では疎外されている。アモーレパシフィックとLG生活健康は昨年、光棍節イベント期間(11月11-20日)のシェアが1%にもならず、売上高上位10位にも入らなかった。

昨年の光棍節イベント期間にTmallを通じて売れた韓国商品は737万ドルだった。これは同期間のTmallの全体売上高(143億ドル)の0.05%にすぎない。中国が韓国の最大貿易国であり、昨年の中国の輸入額全体のうち韓国産の比率が10.9%という点を勘案すると、韓国は中国オンライン市場をただ眺めているだけということだ。

光棍節が「絵に描いた餅」になった理由はいくつかある。中国オンラインショッピング市場の障壁が高いのが最も大きな理由だ。中国最大電子商取引企業アリババグループのタオバオやTmallに入るには中国に必ず現地法人がなければならない。事業者登録証や品質保証書など10余件の書類を出して審査を通過すれば、2500万ウォンの保証金と数百万ウォンの年会費を支払うことになる。そうでなければ高い仲介手数料を支払って中国企業を通じて売るしかない。「Tmallグローバル」に入店した60余件の韓国業者のほとんどが大企業である理由だ。