韓経:サムスン「3D NANDに破格投資…中国・インテルの芽から摘む」

  • 2016年10月27日

サムスン電子が京畿道平沢に建設した半導体工場の様子。(写真提供=ポスコサムスン不動産)

「3次元(3D)NAND型フラッシュメモリーでNAND市場でもDRAMと同じ独走体制を固める」

サムスン電子が中国西安、京畿道華城(キョンギド・ファソン)の17ラインに続き、世界最大規模として建設中の平沢(ピョンテク)半導体工場でも3次元NANDを生産することにした理由だ。NAND市場が拡大してインテルや中国まで参入する動きを見せると、資金と技術を駆使して市場から押し出し芽から摘もうということだ。

半導体市場で最もよく売れるのがNANDだ。保存装置ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)需要が急増しているからだ。クラウドやビッグデータ、モノのインターネット(IoT)が広がってサーバーに入るSSD容量は年々急増している。

このため、現在はNAND需要(容量基準)がDRAMより7倍多いが、2025年には30倍以上に増えるだろうと予想されている。

問題は市場参入者が増えているということだ。サムスン電子・SKハイニックス・東芝・マイクロンなど4社が寡占している市場にことし第3四半期にインテルが入ってきた。「半導体崛起」を宣言した中国も来年末の量産を目指して3次元NAND工場を作っている。彼らが商売を始めればチキンゲームが起きるほかはない。

DRAM市場で30年間、うんざりするほどのチキンゲームを繰り広げたサムスン電子がじっとしているわけがない。サムスンは2013年8月、32段積層の製品に対する量産を始め、昨年第4四半期から48段NANDを生産中だ。東芝とSKハイニックス、マイクロン、インテルなどはまだ48段の量産を始められていない。

サムスンは彼らが48段を出す今年末に64段製品で先に一歩リードしようとの考えだ。64段製品を販売しながら収益を上げつつ、現在高値がついている48段製品の価格を大幅に落とせば、東芝などは莫大な投資をしても赤字をこうむるほかない。

サムスン証券アナリストのファン・ミンソン氏は「サムスンが原価に合わせる水準で3D NANDを出せば他社はみな赤字を出すだろう」と説明した。