韓経:「日本のアリババ」楽天が韓国上陸…現代貯蓄銀行買収が有力

  • 2016年10月24日

「日本のアリババ」と呼ばれる電子商取引企業の楽天が現代貯蓄銀行の買収を進めている。その間、SBIホールディングス、オリックス、Jトラストなど日本金融機関が韓国貯蓄銀行市場に参入した事例はあるが、消費財流通企業が国内貯蓄銀行市場への進出を進めるのは今回が初めて。

投資銀行(IB)業界によると、7日にあった現代証券系列会社の現代貯蓄銀行売却予備入札で楽天やパシフィックアライアンスグループ(PAG)など3カ所が適格入札者(ショートリスト)に選ばれたという。このうち楽天は拘束力がない入札価格で2000億ウォン(約180億円)以上を提示したと伝えられた。買収候補のうち最も高い金額だ。現在、予備調査を進めている。売却を主管するEYハンヨン会計法人は来月、本入札をした後、優先交渉対象者を選定する方針だ。

現代貯蓄銀行は現代証券の100%子会社。KB金融が現代証券を買収し、孫会社として編入された。KB金融側はKB貯蓄銀行を保有しているため、営業網が重なる現代貯蓄銀行の売却を進めている。

買収戦に参入した楽天は日本最大のインターネットショッピングモール運営企業。元銀行員の三木谷浩史会長が1997年に設立した会社で、2000年にJASDAQに上場した。その後、活発なM&A(企業の合併・買収)を通じて規模を拡大してきた。カナダ電子ブックサービス企業コボ、日本プロサッカー団ヴィッセル神戸などが代表的だ。

楽天は現地インターネット専門銀行「楽天銀行」も保有する。楽天のショッピングモールで電子商取引を利用する会員は約9000万人水準。楽天銀行はこうした従来の顧客の購買明細書を分析し、適した金融商品を推薦するシステムで着実に成長している。

日本系資本は韓国貯蓄銀行市場の大手として定着している。現代スイス貯蓄銀行を買収したSBI貯蓄銀行(4兆7088億ウォン)は圧倒的に資産規模トップ。貸金業からスタートして貯蓄銀行に拡張したOK貯蓄銀行(3兆527億ウォン)は破格的な金利を提供するなど攻撃的な営業を通じて速いペースで資産規模を拡大している。

IB業界の関係者は「韓国でインターパークがインターネット専門銀行など金融事業進出を推進したように、楽天も金融と電子商取引のシナジーをよく知る企業」とし「楽天にとっては個人与信比率が高い現代貯蓄銀行が非常に魅力的であるはず」と伝えた。