外国人観光客の急増に羽田空港、史上最高の純利益

  • 2015年5月26日

日本の空港が、日本を訪れる外国人観光客の増加に後押しされて全盛期を迎えている。羽田空港を運営する日本空港ビルは2014会計年度(2014年4月~2015年3月)で史上最高の実績を更新し、成田国際空港も2015会計年度に最高の売り上げを展望している。

日本空港ビルは2014会計年度に売り上げが前年対比17.9%増加した1735億円、営業利益は59.6%増えた98億円を達成した。純利益は66億円で前年対比で123.1%の急増だ。史上最高の純利益を更新して日本空港ビルの株価も先月、史上最高値を更新した。

昨年3月末に年間航空便の運航限度が9万回へと3万回増えた影響が大きかったという分析だ。円安と観光ビザ発行要件の緩和により日本を訪れる観光客数が増加した恩恵をそのまま享受した。昨年の訪日外国人観光客は史上最高となる1300万人を突破した。日本空港ビルは増える中国の航空便の需要に対応するため10月から中国の航空路線を一日8便から20便へ2.5倍増やすことにした。

日本空港ビルは2015会計年度にも売り上げ1900億円、営業利益100億円で史上最高実績を継続すると見通している。

大阪の関西国際空港と伊丹空港を運営する新関西国際空港も昨年の売り上げ1538億円、営業利益443億円をおさめた。前年対比それぞれ21.2%、35.7%増加した。

成田国際空港は昨年の売り上げと営業利益で足踏み状態だったが、4月に低価格航空会社(LCC)専用の第3ターミナル開場をきっかけに再飛躍に乗り出している。成田国際空港は今年の売り上げが2004年の民営化以降最高を記録するとみている。昨年、着陸料を引き下げて施設利用額など非航空部門の収益が航空部門収益を上回った成田国際空港は、免税店や飲食店を拡充しながら収益性を強化していくという戦略だ。