中国は24件受注したが…韓国、今年の海洋プラント受注ゼロ

  • 2015年5月27日

韓国の造船業界が海洋プラント支援船舶(OSV:offshore support vessel)受注戦で、中国に押されて年間3兆~10兆ウォン規模の市場を失ったことが分かった。

26日、造船業界によれば今年1~4月の韓国の海洋プラント受注件数はゼロだ。同期間で中国は24件の海洋プラント事業を受注した。中国が締結した海洋プラント契約のうち22件はOSV受注契約だ。今年、世界のOSV発注量は34隻でこのうち22隻を中国が持っていった。

OSVは、建造された海洋プラント施設を希望する場所に移動する船舶や海洋プラントに補給品を輸送する船舶などの支援船舶を意味する。

昨年の国際原油価格の下落以降、ドリルシップ(原油ボーリング船)やFPSO(浮遊式原油生産・保存・荷役設備)などボーリングおよび生産施設の発注はほとんど出ていないが、OSV発注は着実に続いている。造船業界の関係者は「OSVは完成された海洋プラントにも必要なために需要が続いている」と説明した。

業界では、韓国の造船企業がボーリングと生産設備市場を主導しながらもOSVに対する投資を疎かにして市場全体を逃したと悔んでいる。OSVは米国の中小造船企業と北欧の造船企業が市場の50%以上を占めていたが2010年以降は中国に主導権が移った。STXグループが系列会社のSTXOSVを通じて市場進出を図ったが、この会社は2012年にイタリア国営造船企業フィンカンティエリに売却された。現代(ヒョンデ)重工業は2013年、OSV分野を育てる計画を立てたがその後追加の動きがない状態だ。

業界関係者は「OSV市場は海洋プラント好況期だった2012年に年間10兆ウォン規模に大きくなったことがあり、その後も年3兆ウォン規模を維持している」として「OSVは規模に比べて価格が高く、技術力で後押しされるべき船舶なので韓国の造船企業が競争力を持てたのに、安易に対応して中国に市場を譲った」と話した。