韓経:危機の韓国製造業が「アーニングサプライズ」

  • 2016年8月18日

韓国株式市場上場会社が今年上半期、収益性を大きく高めて「サプライズ実績」を出した。中国の激しい追撃と輸出力の衰退で危機感が漂っていた電子・自動車・鉄鋼・化学・機械など主要製造業種がそろって善戦した。

韓国取引所と韓国上場会社協議会が17日、514の上場企業の連結財務諸表基準の実績を分析した結果、これら企業の営業利益は62兆9014億ウォン(約5兆7000億円)と、前年同期(54兆9663億ウォン)に比べ14.44%(7兆9351億ウォン)増えた。上半期の純利益も47兆1978億ウォンと、前年同期(39兆2757億ウォン)比20.17%(7兆9221億ウォン)増加した。

売上高(804兆5504億ウォン)は原油安の影響で前年同期(799兆4258億ウォン)比0.64%の増加にとどまった。コスダック市場上場企業683社の売上高は4.33%増、営業利益は5.90%増、純利益は4.32%増など、主要中小・中堅企業の実績も改善した。

対外競争力の低下による「危機論」が強まっていた上場企業の実績が意外にも好調だったのは、製造業の競争力が維持されているうえ、昨年から造船・鉄鋼・石油化学などの業種を中心に自律的な構造改革をした効果が表れ始めたためという分析が出ている。

サムスン電子を除いても上場企業の実績改善ははっきりと表れた。サムスン電子を除いた上場企業の上半期の営業利益(48兆816億ウォン)は前年同期比14.24%増え、純利益(36兆976億ウォン)は24.92%も増加した。

イ・ジョンウIBK投資証券リサーチセンター長は「単なる緊縮による収益性改善でないという点に注目する必要がある」とし「構造改革による体質変化が今年下半期にも上場企業の利益改善につながるだろう」と述べた。