【寄稿】海洋プラントを韓国の第2の造船神話に(2)

  • 2015年5月29日

ただ、エンジニアリング技術の自立は、韓国が主体的に遂行するプロジェクトを通じてのみ可能だ。エンジニアリング技術の要諦は問題を単純化できる力であり、海洋プラント資材・機材はディテールとノウハウが必要な分野であるため、両分野の技術は我々が自ら発注者となりプロジェクトを遂行する機会を持つことができない限り、簡単には習得できない。

韓国は経済規模に比べて油田開発投資が多くない。船齢31年以上の斗星号が韓国唯一のボーリング船だ。世界ボーリング船建造市場シェア1位の韓国は、韓国型海洋ボーリング船開発事業を通じて資源開発能力の拡大と海洋プラントエンジニアリングおよび資材・機材実績の確保という一石二鳥の成功ストーリーを描く時期を迎えている。政府が石油メジャーの立場でプロジェクトを発注し、産・学・研がEPCIコンソーシアムを構成して遂行すれば、過去に造船の飛躍的な発展をもたらした第2のLNG(液化天然ガス)船神話を築くことができる。

エンジニアリング産業はEPCIを一つにする能力が必要な分野であり、産・学・研のチームワークとリーダーシップが要求される分野だ。韓国産業化の礎石を固めた政府出資機関がエンジニアリング技術の新たな地平を開く課業に参加し、協力のリーダーシップを発揮することを期待する。

ホン・サヨン韓国海洋工学会会長