韓国双龍車「チボリ生産を6万台に増やして欧州輸出拡大」

  • 2015年5月29日

崔鍾植(チェ・ジョンシク)双龍自動車社長

崔鍾植(チェ・ジョンシク)双龍(サンヨン)自動車社長は「今年の『チボリ』の生産を当初の計画の3万8000台より60%増やし、6万台に拡大する計画」と述べた。

崔社長は27日(現地時間)、イタリア・ローマのヒルトンホテルで「チボリグローバルメディアカンファレンス」を開き、このように明らかにした。英国で双龍車を販売するあるディーラーは「チボリの先の注文分がすべて売れた」とし「今後供給が追いつくのだろうか」と尋ねた。崔社長は「チボリは最初から欧州向けSUVとして開発されたが、欧州消費者の反応が期待以上によい」とし「国内の需要増加なども考慮し、このように決めた」と説明した。

双龍車は1月、チボリを発売し、今年の生産目標を3万8000台と提示した。国内と輸出を半分ずつと予想した。しかし先月、国内販売が3420台、輸出2327台となり、目標を上方修正した。崔社長は「今年は6万台のうち3万5000台は国内で販売し、2万5000台は輸出する計画」とし「輸出分のうち1万3500台は欧州に送る」と述べた。また「ウクライナ情勢で事実上崩壊したロシア輸出市場をチボリが欧州でカバーするだろう」と期待を表した。

このため崔社長は来月中旬、欧州地域全体を対象にテレビ広告を出し、ディーラー網も昨年末の800カ所から来年は1000カ所に拡大することにした。

崔社長は韓国の記者と会った席で、欧州市場での悩みを語った。「ユーロ安のため、販売が増えても収益性が悪化する可能性がある」ということだ。崔社長はいろいろなオプションを付けた高級仕様のチボリの販売拡大を代案として用意していると伝えた。ライバル車種の日産デュークやルノーキャプチャー(韓国モデルQM3)より競争力があるという評価を受け、販売および利益拡大を同時に追求するということだ。

崔社長は現在25万台の生産設備(昨年15万台生産)を完全稼働するというビジョンも示した。まずチボリの生産を来年から12万台に拡大することにした。さらに2017年初めにレクストンの後続モデルY400を生産し、その後、米国市場を狙った新車が出てくれば、25万台の生産が可能だと説明した。崔社長は「米国向けの新車は早くとも2018年ごろになるだろうが、米国SUV市場の動向などを検討すると、年7万-8万台は可能だろう」と述べた。