韓経:韓国製LPG容器、日本市場に進出

  • 2016年8月8日

イ・チャニュ(写真左)、キム・チュンホ(写真右)ガスタンクコリア共同代表と武川昌俊JXトレーディング社長(写真中)が輸出契約調印式を行った。

韓国内の中小企業が、複合素材で作った家庭用液化石油ガス(LPG)容器で日本市場の高い壁を乗り越えた。

ガスタンクコリアは日本のJXトレーディング(JX Nippon Oil & Energy Trading Corporation)と年間16万個、約100億ウォン(約9億円)規模の家庭用LPG複合素材容器の輸出契約調印式を行ったと7日明らかにした。JXホールディングスの子会社であるJXトレーディングが日本国内のLPG容器販売・流通を担当する。

ガラス繊維強化プラスチック(FRP)素材で製作したガスタンクコリアのLPG容器は、一般的に使われる鋼鉄容器よりも安全性や耐久性などが改善した。火に包まれてもガスが一度に漏れ出ず爆発しないというのが会社側の説明だ。腐食への耐久性も強く、海岸地域でも長期間の使用が可能だ。重さは従来の容器より40%ほど軽くなった。容器の半透明の窓から目でガス残量を確認できる。

ガスタンクコリアは2009年にスウェーデンのHFCの複合素材容器の生産技術を導入して忠清北道忠州(チュンチョンブクド・チュンジュ)の先端産業団地に年間17万個規模の生産工場を建てた。着実な研究開発で技術を蓄積してきた後、安全なLPG容器の需要が大きくなっている日本市場への進出を図った。JXトレーディングと提携を結んでから3年間「実証試験(フィールドテスト)」を行い、日本の自動充電所やガス会社の用途に合う容器も開発した。最近では日本高圧ガス協会と日本経済産業省の最終認可を受けた。

ガスタンクコリアの関係者は「日本で流通する鋼鉄素材LPG容器は1600万個に達する」として「安定性と耐水性が優れたFRP素材のLPG容器がこれに代わるとみられ、日本での売り上げが着実に増加すると予想される」と話した。