韓経:現代車会長「エコカー・SUVを前に出して欧州市場を突破」

  • 2016年8月5日

鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長が3日(現地時間)、スロバキアのジリナにある起亜自動車欧州工場を訪問し、生産車両の内部をのぞいている。(起亜車提供)

鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長が現代車ロシア工場に続いて3日(現地時間)、スロバキアにある起亜自動車工場を訪問し、生産・販売戦略を自ら点検した。ブレグジット(英国のEU離脱)の影響などで市場環境が急変している欧州市場をチェックし、戦略を見直すためだ。

鄭会長はスロバキアのジリナにある起亜車工場で、「今まで海外市場開拓を通じて現代・起亜車が成長を続けてきたように、今後も海外販売を基礎に不確実性を克服する契機にしなければいけない」と強調した。起亜車スロバキア工場は現地戦略型モデルの小型MPV(多目的車) 「ベンガ」と準中型ハッチバック「シード」をはじめ、昨年末から「新型スポーテージ」を生産している。この工場では上半期、前年同期比5%増の約17万8000台を生産した。年末までに計33万5000台以上の車を生産する予定だ。

鄭会長は工場生産ラインを見回り、自動車の品質を細かく点検した。鄭会長は「今後も海外事業場の収益性創出をもとに研究開発やブランド向上など未来の競争力を高めるのに積極的に活用し、会社全体が持続的に成長する必要がある」と述べた。

鄭会長は不安定な欧州市場に対応する戦略の用意を強調した。鄭会長は「欧州市場も下半期には不安要因が拡大するとみられる」とし「未来を先に獲得して一流自動車企業へと一段階上昇する機会にするべき」と要求した。このために「現地戦略型の新車とエコカー、SUV(スポーツ用多目的車)など競争力がある車を前に出し、市場の成長率を上回る販売好調を継続しなければいけない」とし「世界市場が厳しい状況であるほど欧州市場で突破口を見いだすべき」と注文した。

現代車は来月、初めて新型「i30」を欧州で販売する。起亜車は欧州戦略型モデル「K5スポーツワゴン」を欧州市場に出す。現代・起亜車はアイオニック、ニロ、K5プラグインハイブリッドなどエコカーも発売し、「エコ3大市場」に浮上している欧州で本格的に勝負する方針だ。ツーソンやスポーテージなどSUVの販売競争力を強化し、欧州市場のSUV人気にも積極的に対応する計画だ。

鄭会長はロシアに続いてこの日、起亜車スロバキア工場と欧州法人駐在員夫婦を招待して夕食会を開いた。士気を高め、激励するためだ。

鄭会長はスロバキア工場訪問に続いて4日、チェコのノショビツェにある現代車工場も訪問し、生産・販売戦略を点検した。ツーソンなど現地工場で生産する車の品質をチェックした後、担当役員と販売戦略を議論した。