中国自動車企業の空襲…タイチグループ、韓国電気自動車企業を買収

  • 2015年6月1日

中国自動車企業タイチ(Taiqi)グループが韓国の電気自動車バス会社を買収し、韓国国内に電気自動車工場と二次電池工場を設立する。中国企業が韓国に自動車関連生産施設を設立するのは初めて。

慶尚南道によると、タイチグループは韓国法人ウィナドンバンコリアを通じて慶尚南道咸陽(ハムヤン)にある韓国ファイバーの電気バス事業部門を買収した。まずタイチグループは2017年までに550億ウォン(約60億円)を投資する内容の業務協約(MOU)を慶尚南道と結んだ。韓国ファイバーの工場がある咸陽一般産業団地9万4546平方メートルの敷地に、電気自動車組立および生産施設を作る計画だ。まず150人以上を国内で雇用することにした。

中国山東省に本社があるタイチグループは1987年に設立され、14の系列会社を持つ。電気自動車、二次電池、自動車ブレーキシステムなどを主力事業に育てた。系列会社を通じて昨年、子会社ウィナドンバンコリアを設立し、韓国に初めて進出した。タイチグループが買収した韓国ファイバーは2009年、ソウル市と電気バス供給契約を締結して事業を拡大したが、この3年間は実績不振で経営難に直面している。

韓国ファイバーの関係者は「電気自動車に関連するいくつかの技術を開発してきたが、韓国電気自動車市場が大きくないため利益を出せなかった」と述べた。タイチグループは韓国咸陽工場で電気バスを製造し、韓国だけでなく海外に輸出する計画だ。

このためタイチグループは昨年末、ウィナドンバンコリアを前面に出し、韓国に大規模な二次電池工場を設立する内容のMOUを忠清南道と締結した。2017年までに約730億ウォンを投資し、忠清南道内浦新都市の産業用地32万平方メートルに二次電池工場を建設することにした。

タイチグループは3月、慶尚北道浦項(ポハン)市がバングラデシュの企業と共同で推進する電気自動車プロジェクトにも参加した。BMGやジンウなど国内中小企業とともに370億ウォンを投資し、バングラデシュに電気自動車を輸出する事業だ。

タイチグループの張風太会長は「中国を中心に電気自動車が急速に広まり、バッテリーの需要が爆発的に増えている」とし「韓国をはじめ、さまざまなところに生産設備の増設を推進している」と述べた。

中国の別の自動車企業も韓国市場を狙っている。2013年に中国5位の商用車企業ソンルンバスが韓国に法人を設立した。昨年国内で400台のバスを販売し、4月に35人乗りバスを新しく出した。今年は1000台以上を販売する計画だ。上海モータースは3月、済州で開かれた電気自動車エキスポで電気バスを発表し、韓国進出を宣言した。