韓経:CJ・ロッテ、ベトナム映画市場を掌握…スクリーン65%・配給70%獲得

  • 2016年7月27日

ベトナムのホーチミンCJ CGVで観客が映画観覧券を買っている。(写真=CJ CGV提供)

CJ CGVやロッテシネマなど韓国企業がベトナム映画産業を導いている。今年上半期のベトナム劇場市場の65%、配給市場の70%を掌握するなど現地で強大な影響力を発揮している。

CJ CGVは26日現在、ホーチミンやハノイなどベトナム全域に34劇場、223スクリーンを開いている。ロッテシネマも26館、115スクリーンを運営している。2社は今年上半期だけでスクリーンを約50カ所増やしながらベトナム全体で500余りのスクリーンの65%を占有している。

ベトナム1位の劇場チェーンであるCJ CGVの今年上半期の売り上げは昨年同期より35%増加した504億ウォン、営業利益は44%増えた78億ウォンを記録した。目標を超える実績達成だ。ロッテシネマの同期間の売り上げは29.9%、営業利益は87.6%増えた。

2社が良好な実績をおさめたのは購買力が高いホーチミンやハノイなど大都市を中心に早く進出し、映画館の売店のメニューを多様化したおかげだ。大都市の映画観覧チケットの価格は地方より30%以上高い。

CJ CGVによればベトナムの年間1人あたりの所得(購買力基準)は韓国の4分の1水準である7000ドルなのに比べ、大都市の映画観覧チケットの価格は韓国の半分水準である4500ウォンだ。CJ CGVは大粒の高級ポップコーンやキャラクターが刻まれたポップコーンなど高価格のメニューを開発して販売割合を高めた。

劇場の設備コストを低くして劇場数を増やしながらも営業利益を拡大した。内部のインテリアは100%現地調達に変えた。内部設計はCGVのアイデンティティを維持するものの屈曲を最大限減らして設置コストを下げた。広告の役割も大きかった。広告の売り上げが2年前より2倍以上伸びて今年上半期だけで90億ウォンに達した。広告業体はグローバルブランド中心から現地ブランドに重心が移っている。

CJ CGVは配給会社業にも参入して今年上半期に70%の占有率を上げた。ユニバーサル、パラマウント、ディズニーなどハリウッドメジャーの映画を独占配給し、ワーナーブラザースの映画もほとんどの配給契約を獲得した。今年上半期のベトナム現地での映画配給占有率も1位を占めた。

ベトナムの自国産映画の占有率は35%だ。ベトナム人は文化的自負心が強く韓国や日本、中国のように自国産占有率はさらに高まる展望だ。昨年、韓国映画『怪しい彼女』を現地語リメーク版の興行実績は外貨まで含めて史上最高の480万ドルを記録した。

CJ CGVとロッテシネマは快適な室内環境と多様な映画館構成で現地人をひきつけた。一般館だけでなくアイマックス、4DX、ゴールドクラス、ベッド館など特殊館をたくさん導入した。

ベトナム経済は年平均6%ずつ成長しており、映画市場は毎年20%以上大きくなっている。今年上半期のベトナム全体の映画市場は昨年同期に比べ25%増加した7500万ドルと集計された。人口は9300万人なのに比べ昨年総観客は約3000万人に過ぎず25歳以下の人口が全体の60%を占める。1人あたり観覧回数は年0.3回前後で成長潜在力が大きい。韓国の1人あたりの観覧回数は年4回だ。クァク・ドンウォンCJ CGVベトナム法人長は「ベトナムの映画市場を大きくすることに集中する」としながら「劇場数を増やして現地映画への直接投資も拡大する計画」と話した。