「こじれた関係、私たちが直す」…韓日の重鎮らソウル集結

  • 2015年6月2日

「韓日交流は多いが、政治家たちが我を張っている」(森喜朗・元日本首相)。「韓日修交50周年を迎えて両国首脳が政治的決断を下さなければならない」〔李洪九(イ・ホング)元首相〕

1日ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテホテル。韓国と日本の政官財界の重鎮たちの熱を帯びた声が会議場の外まで流れ出ていた。韓日関係改善の解決法を模索するために開かれた「韓日賢人会議」でのことだ。彼らは両国首脳だけでなく政財界に向けてよどみなく苦言を投げかけた。悪化の一路をたどっている韓日関係を一日も早く正常化しなければならないと指摘した。

森喜朗元首相は「変化する国際情勢の中で、韓日が互いに協力することが重要だ」として「一日も早く両国関係が正常化することを期待する」と話した。韓日関係の障害物として、政治家の消極的な態度も挙げた。森元首相は「両国の政治家や首脳も新しい時代が来たことを認識して、もう少し考える必要がある」と強調した。

李洪九(イ・ホング)元首相は「今は大統領・首相・政策官僚ら各界では新しい世代が導いている」として「修交50周年を迎える今年、両国が近い隣国としてどのように賢く対応するのかについて経験を分かち合わなければならない」と話した。

韓日の重鎮たちはこの日の会議の後、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と昼食を共にして朴槿恵(パク・クネ)大統領を表敬訪問した。この席で旧日本軍の慰安婦問題も議論された。朴大統領は「先週、慰安婦被害者の女性1人が亡くなり生存者は52人しかいない」として「この方たちが生きておられる間に名誉を回復できるよう日本側の勇気ある決断を期待する」と話した。

韓日の重鎮らは朴大統領に韓日首脳会談開催のための政治的決断を下すことを促した。しかし朴大統領は「提言を真剣に検討する」として「韓日関係を発展させられるよう両国の重鎮が知恵と経験を分かち合ってほしい」とだけ答えた。朴大統領は「韓日の友好関係を支えてきた村山談話・河野談話など日本の歴代政権の歴史認識を第2次世界大戦終戦70周年である今年、明確に示すことが両国関係改善のために大変重要だ」として「8月15日の安倍談話を通じて(こうした)機会をうまく生かすべきだろう」と強調した。首脳会談に先立ち日本の態度の変化が前提になるべきだというこれまでの立場を明らかにしたものだ。河村健夫・元官房長官は「朴大統領が首脳会談について直接言及はしなかったが、早く会談を行えるよう努力するという意志を持っていることを感じた」と語った。

韓日賢人会議は、両国の高位級の重鎮が韓日修交50周年を迎えて今年初めに発足させた会議体制だ。韓日関係の悪化にともない民間レベルから突破口を模索しようとの趣旨だ。韓日6人ずつ計12人で構成され平均年齢は78歳だ。3月に東京で最初の会議を開催し、安倍晋三首相と面談した。当時、肺がん手術で参加できなかった森元首相は今回のソウル会議に参加するため手術後2カ月で韓国を訪問した。