韓経:サムスン、中国電気自動車BYDに450億円投資

  • 2016年7月15日

サムスン電子が世界1位の電気自動車企業BYD(比亜迪)に約5000億ウォン(約450億円)を投資する。世界的に未来の新しい成長動力として注目されている電気自動車の部品およびバッテリー事業を拡大しながら、中国との戦略的協力関係を強化するための布石と解釈される。

投資銀行(IB)業界と産業界によると、サムスン電子の中国法人はBYDが推進している有償増資に参加するため計30億元(約5000億ウォン)を投資することにした。このためBYD側と新株引受のための株式譲渡契約(SPA)をすでに締結し、この日、契約金を送金した。来週、新株配分が完了すれば、サムスン電子は約2%のBYD持分を保有する。業界の関係者は「5%未満であるため経営権に影響を及ぼすことはできないが、BYDとの協力の土台を初めて築いたという点で大きな意味がある」と述べた。

BYDはバッテリー製造会社としてスタートし、テスラや日産を抜いて世界電気自動車販売台数1位になった企業。昨年、6万1722台の電気自動車を販売し、売上高は776億元(約13兆5000億ウォン)にのぼった。時価総額は487億元(約8兆2000億ウォン)。2008年には「投資の鬼才」と呼ばれるウォーレン・バフェット・バークシャー・ハサウェイ会長が株式10%を取得して話題になった。

サムスンは今回の投資を契機にBYDと戦略的協力関係を構築し、グローバル電気自動車市場が拡大する中でサムスン電子の部品事業も恩恵を受ける構造に関連事業を全面再編することにした。中国当局の規制などで現地販売に困難が生じているサムスンSDIのバッテリー事業にも活路が開かれると期待している。BYDは今回の増資に、サムスン電子のほかにも戦略的投資家を引き込んでいるという。