韓経:【社説】韓国の青年失業、5カ月連続で最高値…雇用増える隙間がない

  • 2016年7月14日

青年失業問題が解決される兆しが全く見られない。韓国統計庁の6月の雇用動向によると、青年失業率が10.3%で1999年に失業者基準を変更して以降、6月の歴代最高値を更新した。青年失業率が5カ月連続で最高値を塗り替える事態となっている。懸念されていた青年層の「雇用絶壁」が現実化している。

統計庁は、ソウル市の地方職受験人員が集計される7月には青年層雇用指標の悪化がさらに進むものと見ている。問題は、その後も良くなる保障が全くないという点だ。構造調整のためだけでない。韓国社会のどこを見回しても青年失業率をおさえるだけの要因、言い換えると雇用を増やすほどの隙間がないというのがもっと深刻だ。経済成長率が下降の一途をたどっている状況で、どこに新しい雇用が生まれるだろうか。だからといって企業投資を刺激するかといえばそうでもない。あらゆる規制、強硬な労組、高賃金などで企業はこれ以上国内に工場を作ろうとしない状況だ。新たな雇用創出部門というサービス業や新産業も出口が見つけられないのは同じだ。

弱り目にたたり目で問題を解決しなければならない国会や政治は傷口に塩を塗っている。定年だけを延長しておいて賃金ピーク制などの補完策は何の対策もなかった。労働改革は始まる前から終わっているような雰囲気だ。さらにひどいのは、政界はこれに加えて最低賃金の引き上げに血眼になっていることだ。これは青年層が働き口を見つけられずに苦しんでいる局面に、就職の敷居を高めたがっている姿にほかならない。四方が完全に塞がっている。政治が動くほど雇用は減る。このまま行けば青年失業率が20%に到達するのも時間の問題だ。