韓経:韓国現代経済研究院「世界の工場、今や中国ではなくASEAN」

  • 2016年7月11日

ASEAN(東南アジア諸国連合)が中国に代わるグローバル生産拠点として浮上しているという分析が出てきた。

現代経済研究院が10日に出した「アジア分業構造の変化と示唆点」報告書を見れば、ASEANに対する外国人の直接投資(FDI)は2010年の1051億ドルから2014年は1328億ドルに増えて中国(1285億ドル)を上回った。研究院は、ASEAN諸国が豊富な労働力と相対的に安い賃金のおかげで中国に代わるグローバル生産拠点として注目されていると説明した。

韓日中3カ国とASEANの貿易構造を見れば、「グローバル生産拠点」に浮上しているASEANの地位の変化を感知できるというのが研究院の分析だ。韓日中3カ国はいずれもASEANに対して中間材と資本財の輸出が増加し、ASEANから消費財の輸入が増加している。ASEANが韓日中から中間材などを輸入して加工輸出する構造が深まっているという意味と解釈されている。

韓国の対ASEAN輸出における中間材と資本財の割合は2000年の92.8%から2014年は94.1%に増加した。ASEANからの輸入のうち消費財の割合は同期間で5.2%から18.7%に急増した。中国もASEAN諸国対象の輸出で中間材と資本財の割合が2000年67.3%だったが2014年は77.6%まで高まった。中国のASEANからの輸入のうち消費財の割合は3.8%から8.7%に増加した。日本もASEANからの輸入の消費財割合が20.3%から21.2%に小幅上昇した。

研究院は、ASEANが「グローバル生産拠点化」を通じて持続的な経済成長の勢いを示す可能性が大きいため対応策の用意が急務だと指摘した。