韓経:「韓中合作映画の興行公式は現地化」

  • 2016年6月30日

ムーンウォッチャーのユン・チャンオプ代表

「中国映画市場に合わせて原作を35%ほど変えた」。中国市場ではスターパワーが特に重要であり、悪役にも有名俳優をキャスティングし、個人史を強化した。公安(警察)の審議を通過するために警察の役割も主導的に変えた」。

ムーンウォッチャーのユン・チャンオプ代表は29日、ソウル大韓商工会議所で開かれた第5回KOFIC(映画振興委員会)グローバルフォーラムで、韓中合作映画で過去2番目の興行記録となった『私は証人だ』(我是証人)の成功の秘訣をこのように紹介した。

『私は証人だ』はユン代表が作った韓国映画『ブラインド』をリメークした作品。昨年10月30日に中国で公開され、チケット売上高は2億1500万元(約387億ウォン)だった。『怪しい彼女』をリメークした『20歳よ、もう一度』(3億6500万元)に次ぐ興行収益だ。

『私は証人だ』には製作費67億ウォンと配給マーケティング費57億ウォンの計124億ウォン(約11億円)の製作費が投入された。チケット売上の劇場分57%(220億ウォン)と手数料、総製作費などを差し引けば、純利益は数億ウォンにしかならない。しかしインターネット販売と間接広告、輸出などで80億-90億ウォンほどの収益が生じる見込みだ。共同製作者としてユン代表が受けるのは20%以上。

「インターネットポータル先販売が45億-50億ウォン程度。間接広告も5件以上受けた。中国産の化粧品と家電製品、携帯電話、ヘッドホン、中国求人求職サイトが製作段階で間接広告をした。一部の国に輸出もした」。

興行の秘訣は何か。2011年に公開されたキム・ハヌル、ユ・スンホ主演の『ブラインド』は、視覚障害者の女性が連続殺人犯を捕まえるというストーリーで観客237万人を集めた。ユン代表は「リメークバージョンでは中国で20代の最高スター楊冪(ヤン・ミー)とルハン(元EXOメンバー)をキャスティングしたのが功を奏した」と話した。視覚障害者の女性役は韓国でキム・ハヌルが大鐘賞主演女優賞を受けたほど、女優がうらやましがるほどの配役だった。ルハンは高校生役のため映画デビュー作として負担がなかった。韓国では無名俳優が引き受ける殺人犯役にも演技派俳優の朱亜文(チュウ・ヤーウェン)をキャスティングし、原作になかった犯人の個人史も十分に描いたという説明だ。

「原作では無力な末端刑事を登場させたが、ここでは警察幹部が自ら捜査する設定に変えた。公安の審議のためだ。中国では警察が主導的に捜査をしなければいけない。原作では警察が犯人によって犠牲になるが、中国では簡単に死んではいけない。警察が無能ではいけない。このため連続殺人犯と表現してもいけない。歌手のルハンを登場させただけに、音楽で重要な手掛かりを探し、歌も歌う設定に変えた」。

西江大で経営学科新聞放送学を専攻したユン代表は2001年からで『Hert Is,』『二つの顔の猟奇的な彼女』などを企画プロデュースした後、ムーンウォッチャーの創立作として『ブラインド』を製作した。