韓経:求人難に苦しむAIIB

  • 2016年6月29日

中国の主導で年初に発足したアジアインフラ投資銀行(AIIB)が求人難に苦しんでいる。AIIBの給与および福祉の水準が他の国際機関より低いために生じた現象だ。

AIIBの関係者によると、AIIBは1月の発足当時、年末までに計100人の人材を採用する方針を決めた。

アジア開発銀行(ADB)、世界銀行(WB)、国際通貨基金(IMF)などで勤務した経歴、またはグローバル投資銀行(IB)のインフラ関連プロジェクトのファイナンシング分野で勤務した経験がある専門家が主な採用対象だった。しかし発足から5カ月ほど過ぎたが、AIIBは33人の採用にとどまっている。

AIIBの関係者は「AIIBの待遇が他の国際機関に比べて良くないため高級人材が志願しない」と説明した。AIIBを主導する中国政府は当初、職員の給与を他の国際機関より10%高く設定した。しかし発足前に各国代表で構成された理事会は「給与が過度に高い」という批判が提起されると、他の国際機関より10%低くした。職員に住居費と学費も支援しないことにした。

フィリピンのマニラにあるADBは職員の住居費と国際学校の学費全額を支援している。米ワシントンDCにあるIMFは国際学校の学費を支援する。AIIB本部がある北京の金融街は住居費が北京市内で最も高い地域に含まれる。北京国際学校も世界で学費が最も高い学校の一つだ。

AIIBの関係者は「AIIBの年俸だけでは北京で住居費と国際学校学費を出すにもかなり不足する」とし「学校に通う子どもがいる40、50代の実務者級専門家は経済負担のためにAIIBに移ることを好まない」と伝えた。