韓国造船、不安な世界1位…受注増でも本格的反騰「険しい道」予告(2)

  • 2015年6月5日

◆韓国造船業、危険な1位

パク副社長の診断のように韓国の造船業界の状況は難しい。英国造船・海運分析機関クラークソンが分析した資料を見ると今年1~5月の全世界の船舶発注量は989万9782CGT(標準換算トン数・建造難易度などを考慮した船舶の重さ)だ。昨年同期の発注量(2343万8845CGT)の半分にも至らない。

韓国企業の受注量も昨年の577万9695CGTから今年は433万2061CGTへと約25%減った。特に今年に入ってから海洋プラントの受注実績は一度もない。国際石油価格が急落しながら大手石油会社が発注を先送りしているためだ。現代重工業・サムスン重工業・大宇(デウ)造船海洋など「ビッグ3」が事業構造を海洋プラント中心に再編するやいなや海洋プラント発注が途切れた上にすでに受注した事業では一部損失が発生している。

競争国の躍進を懸念する声も出てくる。政府の支援を背景にした中国は2012年から昨年までの3年間で韓国を抜いて受注1位を占めた。円安を背にした日本は今年1月に受注量1位を記録した。国内造船会社の実績はたやすく反騰できずにいる。「ビッグ3」の中でサムスン重工業を除く2社が1-3月期の赤字を記録した。

◆不況の中での善戦…いつ反騰するか

造船業界では不況が今年の下半期までは続く可能性が高いという見方が出ている。国際原油価格が直ちに上がる可能性が高くない上に海運景気の上昇傾向を期待するのも困難だという理由からだ。ただし韓国の造船企業が中国や日本に比べて技術力優位にあるので不況の中でも善戦を継続するという観測が多い。

中国は昨年1~5月に1002万2657CGTを受注したが、今年の受注量は195万5158CGTにとどまった。日本の受注量も同期間で498万956CGTから222万6419CGTと半減した。そうするとこの期間に受注量減少幅が25%にとどまった韓国が市場占有率1位を取り戻した。

受注のニュースもずっと聞こえてきている。現代重工業は1日ノルウェーの船会社とLNG FSRU(浮遊式液化天然ガス保存・再気化設備)1隻の建造契約を結び、大宇造船海洋は2日にA.P.モラー・マースクから18億ドル(約1兆9800億ウォン)規模の大型コンテナ船11隻を受注した。サムスン重工業は4日、米国の船会社と3700億ウォン規模のシャトルタンカー3隻契約を締結した。