韓経:【コラム】中国企業の韓国投資

  • 2016年6月10日

最近、中国広東省の深センに行ってきた。小さい漁村に過ぎなかったこの地域が30年で経済改革特区の最先端都市に変わったのは投資誘致を通した発展のおかげだった。近隣に香港という立派な貿易港兼金融産業基地があったことも多いに役立った。

韓国の中国投資は、中国の経済発展に非常に寄与した。韓国の大企業や中小企業の中で中国に現地法人や工場がない企業を探すのが難しいほどだ。ところが中国企業は韓国に特に投資していない。なぜなのか。

中国は毎年6.5%以上の経済成長率を維持している国だ。「規模の経済」になじんでいる中国企業にとって韓国は、魅力的な投資先ではない。市場規模が小さく投資収益率も低いからだ。韓国政府の公務員たちは依然として外資誘致に対する意識が不足している。強硬な労組、不合理な法と制度および規制もやはり障害物として作用している。

中国は計画経済体制だ。中国企業が外国に投資するには必ず政府の承認を受けなければならない。韓国の中央及び地方政府は、中国政府や多様なチャネルを通じて外資誘致の交渉をする必要がある。政府がきっかけをつくり、実質的で細部的なビジネス交渉は企業が立ち向かう構造に向かえば外資誘致の成功可能性が高い。

この頃、中国企業らは韓国の技術人材やドラマ制作専門家などの高級人材を引き抜いている。彼らに対しこれまで受け取っていた年俸の何倍も提示して連れていくのが現実だ。高級人材の海外流出は途方もないブーメランとなって後になって韓国に悪影響を及ぼす可能性が高い危険な現象だ。高級人材を韓国にとどめておける方法としては中国から投資誘致を受けるのが最善だ。

中国企業は、韓国に信頼に値する公務員や友人がいなければ投資を考えもしない。まず先に彼らと友人にならなければならない。良い友人になるためには先に韓国側から良い友人になるに十分な資質と品性を有していなければならない。

韓国が中国企業を誘致する案はないのか。まず政府の強力な意志が中国投資を誘致する最も重要な核心要素だ。そして規制はネガティブシステムを採択して革命的に緩和しなければならない。国会も果敢に政府政策に歩調を合わせる大乗的な態度が必要だ。強固路線の労組や社会団体も外資誘致には先頭に立って協力しなければならない。