韓経:東京大・北京大の授業を韓国で受講

  • 2016年5月30日

2009年に初めて議論が始まってから7年続いてきたソウル大学の始興(シフン)国際キャンパスの構想が、本格的な実行段階に入る見通しだ。ソウル大は京畿道(キョンギド)始興のペゴッ新都市に作る始興キャンパスで、日本の東京大学や中国の北京大学など世界的な大学の教授が共同研究と講義を行えるようにする案を推進する計画だ。

ソウル大は30日に理事会を開いて始興キャンパス実施協約の締結計画案を審議・議決する。ソウル大がつくった計画によれば、始興キャンパスでは研究と教育の国境がなくなる。韓日中の学者が1カ所に集まり共に研究して講義を開設する国内初の共同キャンパスが構築される。ソウル大はサムスングループと協力して「スマートキャンパス」プロジェクトを進行中だという。学生たちが始興キャンパスに開設された授業だけでなく東京大や北京大の授業にリアルタイムで参加できるようにするためだ。

国籍に関係なく創意的なアイデアを持つ学生を選んで創業教育や特許・マーケティング・生産などの技術事業化関連のサービスを提供し、始興キャンパスをグローバル創業のメッカとして育てるという目標も立てた。ソウル大関係者は「始興キャンパスから車で30分の距離に仁川(インチョン)南東工団と始華(シファ)工団があるのでハードウェア関連の創業者にとっては天国のような所になるだろう」と話した。

寄宿型の大学(residential college)建設は段階的に推進される。第1段階で内外国人の学生が共に居住する2000人規模の寮を設立し、セミナー中心の教育プログラムを提供する。第2段階で寮の受け入れ人員を4000人に増やし、話すことと書くこと、外国語、倫理体育などの基礎科目および必須の教養科目を開設することにした。

ソウル大は今年の下半期中に始興キャンパスの着工に入り2018年から相次いで建物を完工する計画だ。始興キャンパスにはビッグデータ、ウェアラブル、ウェルネスなどを融合した情報通信技術(ICT)および次世代エネルギー技術を研究する未来技術研究院と、トラウマ(精神的外傷)を専門的に治療する特殊病院も入る。2月に結んだ協約により大宇(デウ)造船海洋の大型試験水槽などの研究センターも建設される。

ソウル大は来月、教授や職員、学生で構成された「始興キャンパス推進委員会」を発足させる予定だ。7月から9月までに「始興キャンパス発展計画」を樹立した後、着工に入る計画だ。ソウル大関係者は「始興キャンパス造成は国内最高大学という井の中の蛙から抜け出してグローバルトップ10の大学へと新たに出ていくための実験」と話した。