韓経:韓国から出ていく外国系証券会社

  • 2016年5月27日

マレーシア系証券会社のCIMB証券が韓国からの撤収を検討している。韓国支店の親会社CIMB香港法人の買収を推進する中国金融機関が韓国金融市場の成長性が低いと判断し、韓国から手を引くことを考慮しているという。手数料など韓国資本市場の劣悪な競争環境が外国系証券会社を国内から追い出しているという指摘が出ている。

◆CIMB、韓国市場から撤収の動き

投資銀行(IB)業界によると、マレーシアCIMB証券は最近、中国系の金融機関に香港法人を売却する契約を進めている。これを受け、同社の香港法人所属の韓国支店は撤収の方向で検討されているという。IB業界の関係者は「CIMB韓国支店が数年連続で赤字を出しているうえ、韓国市場に懐疑的な雰囲気であり、香港法人を買収した中国金融機関も韓国市場からの撤収を考えている」と述べた。

CIMB証券は2013年に韓国に進出したが、赤字から抜け出せていない。香港法人が毎年、数十億ウォンの営業基金を支援し、資本金規模が一時300億ウォンほどにまで増えたが、営業損失が続いて資本金をかなり蚕食した。

IB本部の場合、昨年、大宇ロジスティックス売却および東部エクスプレス買収諮問士資格を取得したが、成果を出すことはできなかった。その後、資本蚕食が続き、今年3月に資本金を175億ウォンから110億ウォンに減らす減資を断行した。

◆外国系証券会社「韓国に未練ない」

外国系証券会社は最近、約束でもしたかのように韓国市場から撤収したり投資を減らしている。英国系投資銀行のバークレイズ証券は最近、韓国市場からの撤収を決め、RBS証券韓国支店も売却の手続きを踏んでいる。BNPパリバ証券は先月、株式委託運用部門の人員を整理した。

このほか、マッコーリー証券はIB人員を昨年ほとんど整理し、ゴールドマンサックスUBSなどは証券免許だけを残して銀行免許は金融当局に返した。IB業界の関係者は「グローバル証券会社の立場で成長性がない市場にあえて固執する必要はない」とし「投資費用を捨てても利益になる方を選んでいる」と説明した。

韓国資本市場の激しい競争環境もこうした動きにつながっているという。ある外国系証券会社の関係者は「無理に手数料を引き下げる競争が最も慢性的な問題」とし「外国系が出ていけば競争相手は減るかもしれないが、韓国資本市場自体の評判や魅力はさらに落ちるだろう」と指摘した。特に外国系証券会社が減れば、外国企業の韓国内投資および雇用創出などに悪影響を与えるということだ。