韓経:世界的建築家メンディーニ氏「韓国人、マンションの色多様化すればもっと明るくなる」

  • 2016年4月29日

アレッサンドロ・メンディーニ氏

「韓国のマンションは中国や日本とほとんど似たような姿だろう。だが内部は固有の文化を含んでいる」。

28日、仁川(インチョン)の松島(ソンド)国際都市ポスコE&Cタワーで会った世界的な建築・デザインの巨匠アレッサンドロ・メンディーニ氏(Alessandro Mendini、84)はこのように語った。彼はこの日、ポスコ建設が開催した「ショップデザインセミナー」に参加し、この会社と新しいマンションの外観デザインを開発するため来韓した。

メンディーニ氏はイタリアの建築家兼デザイナーであり、ミラノ工科大学で建築学を学んだ。死ぬ前に見るべき世界の建築物に挙げられるオランダのグローニンゲンの「フローニンゲン美術館」が彼の代表作だ。カルティエ、スウォッチ、スワロフスキー、サムスン電子、ハンセム、ロッテカードなど国内外のさまざまな企業と協業して感性的な花瓶や椅子・照明などをデザインしてきた。ポスコ建設とは2013年に続き2回目で、マンション外観の色彩、幼稚園やロビーなどの共用施設のデザインを研究している。

メンディーニ氏は「日本のマンションが巨大なスタジオのように開かれた空間を指向するならば、韓国は台所を家の奥に配置する点、部屋とリビングの関係がより独立的に分かれている点、まるで小さな庭園のようにバルコニーなど一部の空間に草花を育てる点などが伝統的な韓国式家屋と相対している」と話した。ただし彼は韓中日のマンションが非常に定形化された枠組みを維持したまま、ほとんど変わらなかったと指摘した。彼は「過去15年間、韓国を30回以上訪問したがマンションは概して変わっていない」として「色も冷たく憂鬱に感じるグレー一辺倒」とつけ加えた。

彼はこうした韓国のマンション文化が都市の狭い土地を活用してコスト的な面を考慮し長年固定化されてきたと話した。メンディーニ氏は「それでも各団地や家の内部をどのように構成するかという点では自由ではないか」として「もう少し個性にあふれる空間や多彩な色感を呼び起こせば、その中で暮らす人々がそんなに生真面目ではなくなり明るくなるだろう」と強調した。

世界的な建築家が最も好む韓国内の建築物は何だろうか。彼は「韓国式家屋の宮殿など伝統建築物を除けば、63ビルが非常に詩的だと思う」として「日の出や日の入りによって1年365日、建物の外観が変わる魔法の金色の上に、形態においても上へと昇っていくエネルギーを感じる」と話した。

韓国人が唯一いくつかの色だけを好むことについては「路上で会った韓国人女性の服の色は数種類にもならないのにとても優雅だ」として「男性は似ているがその差は優雅でもないということ」と冗談も言っていた。