韓経:LG、自動車部品事業「疾走」…「今年の売上高5兆ウォン超に」

  • 2016年4月11日

LGグループが新しい成長動力として推進中の自動車電子装備(電装)など自動車部品事業の売上高が昨年初めて4兆ウォン(約4000億円)を超えた。2014年に3兆ウォン台前半だった売上高は昨年4兆5000億ウォンへと、1年間に1兆ウォン以上も増えた。財界では「LGの自動車部品事業が本格的な成長軌道に乗り、グループの核心事業に浮上した」という評価が出ている。

◆LG電子・LG化学が牽引

LGの関係者は10日、「受注残額などを考慮すると、グループの自動車部品事業の売上高が前年4兆ウォンを超えたのに続き、今年は5兆ウォンを突破することが予想される」と明らかにした。LGで自動車部品事業をする系列会社はLG電子、LG化学、LGディスプレイ、LGイノテック、LGハウシス、LG CNSの6社。

このうち成果が最も目を引くのは自動車用ナビゲーション、オーディオなどインフォテイメント装備事業をするLG電子と電気自動車バッテリー事業をするLG化学だ。両社の自動車電装事業の昨年の売上高を合わせると約2兆5000億ウォンとなる。LGの自動車部品全体の売上高の63%にのぼる。

LG電子のVC(自動車部品)事業本部の昨年の売上高は過去最高の1兆8324億ウォンとなった。2014年比で40%近く増えている。「電子製品でこれまで築いてきた情報技術(IT)競争力を自動車電装に取り入れたのが成功した」という分析が出ている。LG電子の自動車電装受注残額は10兆ウォンを超える。

LG化学は昨年、電気自動車バッテリーの売上高が7000億ウォン台だった。今年の売上高目標は1兆2000億ウォン。LG化学は2月、米自動車企業クライスラーが年末から量産するミニバン「パシフィカ」に搭載されるバッテリーの供給契約を結んだ。この契約を通じて確保した受注額だけで数千億ウォンにのぼる。

LGディスプレイは昨年、自動車用ディスプレーパネル事業で売上高6900億ウォンとなった。最近はメルセデスベンツやアウディなど欧州車企業が2018年に発売する自動車にもディスプレーパネルを供給することにした。2018年にはLGディスプレイのこの分野の売上高が2兆ウォンを超えると、LGは見込んでいる。

自動車のシートとダッシュボードに主に使用される生地を生産するLGハウシスの昨年の売上高は約6000億ウォンだった。LGハウシスはバイオ素材を適用するなど未来型自動車に向けた生地を研究して差別化を図った。自動車用モーター、センサー、カメラモジュールなどを生産するLGイノテックも昨年、自動車電装事業の売上高が2014年比22%増の6496億ウォンとなった。

◆自動車業界で影響力を高めるLG

LGは6つの系列会社が自動車部品事業分野でそれぞれの専門領域を構築するものの、市場情報およびアイデア共有などの側面では有機的に協業するという戦略を立てた。系列会社間の協業は具本俊(ク・ボンジュン)副会長が団長を務める(株)LG新成長事業推進団が管理している。

昨年末の人事で(株)LG新成長事業推進団長になった具副会長は「グループの次世代の成長エンジンとして自動車部品事業を必ず育てなければいけない」と強調している。

「LG」というブランドを共有するうえで生じる効果も大きい。LGの関係者は「LG電子、LG化学などの製品の納品を受けたグローバル自動車メーカーが他の系列会社の製品にも関心を見せ、製品の供給を受けるケースが多い」とし「ある系列会社が供給すれば他の系列会社も該当会社から契約を受けるのに有利となる」と説明した。