AIIBで弾みつけた中国、EUインフラファンドに大規模出資

  • 2015年6月16日

中国が欧州連合(EU)が推進中のEUインフラ投資ファンドに大規模な出資をする。アジアインフラ投資銀行(AIIB)設立に続きEUインフラ投資ファンドにまで参加することで国際社会の主導権をめぐる米国との争いが一層激しくなるだろうという展望が出ている。

ロイター通信は、中国政府が29日ベルギーのブリュッセルで開かれるEU首脳会議でEUインフラ投資ファンドへの参加を公式に宣言すると15日報道した。中国の出資規模はまだ決定されていないが数十億ドル程度になるとEUのある外交消息筋は伝えた。

EUインフラ投資ファンドは昨年11月に就任したジャン=クロード・ユンカーEU執行委員長の核心公約の1つだった。当時はEU加盟国の反応は思わしくなかった。ファンドにお金を出す国が多くないだろうという理由からだった。だが今年初め、EU財務長官は民間資本の誘致などを通して3150億ユーロ(約393兆ウォン)規模のファンドをつくり、EU地域のインフラ建設プロジェクトに投資することで意見を集約した。

現在このファンドにはフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ルクセンブルクなどが出資の意思を明らかにした。EU以外の国家で出資の意思を明らかにしたのは中国が初めてだ。中国がEUインフラ投資ファンドに参加することにしたのは習近平国家主席が野心的に推進している「陸海上シルクロード構築」構想とシナジー効果を出して、中国インフラ投資企業らのEU市場への進出を支援するためだと専門家たちは分析した。ロイター通信は「米国の伝統的友邦であるEU諸国がつくるインフラ投資ファンドに中国が参加することによって米国のリーダーシップはまた打撃を受けることになった」と分析した。アレッサンドロ・カラーノEU執行委員会諮問委員は「ファンドの目的はインフラ投資に必要な資金を十分に確保すること」としながら「その金がどこの国から出たのかは重要ではない」と話した。