韓国、失業率除き成長率など全指標「悪化」…景気回復動向は最下位(1)

  • 2015年6月17日

経済成長率、輸出入増加率など韓国のほとんどのマクロ経済指標は2008年のグローバル金融危機前の水準を回復するどころか、かえって後退したと調査された。米国・日本・ドイツなどのマクロ経済指標が金融危機前の水準へといち早く回復傾向を見せているのとは対照的だ。韓国のマクロ経済指標の回復傾向は、主要8カ国の中で最下位だった。韓国経済研究院が金融危機直前の2006年と2007年、金融危機後の2013年と2014年を比較分析した結果だ。

◆韓国は失業率だけ現状維持

韓国経済研究院は16日「主要国の景気回復比較」という報告書で2008年グローバル金融危機を基準とした世界の主要8カ国のマクロ指標の変化を分析した。マクロ経済の状況を最もよく示す8つの指標を選定した後、2006年と2007年の前年対比増加率(上昇率)の平均と2013年と2014年の前年対比増加率の平均をそれぞれ比較した。8つの指標は経済成長率(国内総生産増加率)と民間消費・失業率・投資(総固定資産形成)・輸出・輸入・株価指数・住宅価格などだ。

2つの期間の韓国の経済指標を比較すると、失業率だけが3.3%と同じだっただけで残り7つの指標は顕著に悪化した。成長率は5.3%から3.1%に落ちた。投資増加率は4.3%から3.2%に鈍化した。民間消費の増加率も4.8%から1.8%に下がった。同じ期間の輸出と輸入増加率も14.3%と16.9%から2.2%と0.6%へとそれぞれ下がった。

資産市場も活力を失った。2006年と2007年に平均26.4%上がった株価指数(KOSPI指数)は、2013年と2014年には平均1.3%の上昇にとどまった。同じ期間の住宅価格の上昇率は7.6%から0.5%に下がっていった。

韓国経済研究院のキム・ユンジン研究員は「韓国も基準金利を引き下げて追加補正予算を編成する形で市中に流動性をもたせたが、需要者までお金が流れて行けずにいる」として「お金の流通経路を整備しなければならない」と強調した。